今、子ども達が危ない!丨急増する特別支援教育を必要とする児童丨文部科学省の資料を読み解く
深刻化する「特別支援教育」の現状
文部科学省の資料「特別支援教育の充実について」によると、この10年で特別支援教育を必要とする子ども達が急増していることがわかります。
実際の資料からの抜粋は以下の通りです。

ちょっとわかりにくいですよね。
そこで、簡単にまとめた表が以下になります。

少子化が進み、全児童生徒数は減少しているにもかかわらず、特別支援教育を受ける子どもたちは約2倍に増加しています。パーセンテージでみても、平成24年度の2.9%から令和4年度には6.3%と、倍以上に増えているのです。
この傾向が続けば、日本の未来は本当に危ういと言わざるを得ません。少子化問題は子どもの数を増やすことばかりに注目されがちですが、この現状を見ると、単に数を増やすだけでなく、子どもたちが正常な発達を促される環境を整えることが、緊急の課題であることがわかります。
発達障害は「予防」できる可能性がある?
特別支援教育の対象となる障害は多岐にわたります。視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由、病弱といった先天性のものから、自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害など、いわゆる発達障害に分類されるものも含まれています。
発達障害は遺伝的要因が大きいとされていますが、近年では環境要因も影響するという見方が強まっています。これはつまり、適切な環境を整えることで、発達障害を予防できる可能性がある、という希望を示しているのではないでしょうか。
歯科医師として何ができるのか
では、この発達障害の予防に対し、私たち歯科医師は何ができるのでしょうか?
以前、卒園児8名中4名が支援学級に進んだという保育園の話を耳にしました。さらに驚くべきことに、残りの4名も発達障害予備軍と診断され、ほぼ全員に歯列不正が見られたとのことです。
この事例からも、歯列不正をはじめとする口腔機能発達不全と発達障害の間には、かなり高い関連性があると考えられます。
そして、ここで非常に重要なのが、歯列不正は「治す」ことも大切ですが、「予防する」ことが最も重要だという点です。そのためには、歯が生える前から、子どもたちの口腔を取り巻く正しい環境を整えてあげる必要があります。
口腔機能の適切な発達を促すことは、全身の健全な成長に繋がり、ひいては発達障害の予防にも寄与すると私は考えています。私たち歯科医師は、その重要な役割を担っていると強く感じています。
このような情報は、歯科クリニックでただ待っているだけでは限られた人にしかお伝えできません。
そこで、保育士という資格を利用して、広く子ども達を保育する親御さんや保育関係のみなさんと関わる機会を増やし、さらに、このnoteというプラットフォームも利用して、情報をお伝えしていこうと思います。
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