たった3万円で見える未来を——視覚障害の子どもたちを救うヒカリカナタ基金を知ってほしい
もし、見えるようになる治療法があるのに、
たった三万円という費用が用意できないために、
見えないままの人生を送っている子どもたちがいるとしたら——
あなたはどう感じるでしょうか。
もし、もう一度目が見えるようになるなら——
私は迷わず「見えるようになりたい」と願います。
それは、見えない世界が不幸だからでは決してありません。
見えなくても、私はちゃんと幸せを感じながら生きています。
自分の周りには温かい人たちがいて、楽しい時間もあり、心が満たされる瞬間もたくさんあります。
もちろん、苦しいことや悔しいこと、悲しいこと、辛い気持ちになることもあります。
けれど、そればかりの人生ではありません。
だから、見えないことが「不幸」だとは思っていません。
それでも——
やっぱり、見えていた方が便利です。
もっと自由に動けて、
もっといろんなことができて、
もっとたくさんの可能性が広がる。
それが、私の正直な気持ちです。
でも、私の目は、今の医学ではもう一度見えるようになることは難しいと言われています。
だからこそ、見えないことにとらわれ続けるのではなく、
「見えない今の自分で、自分らしく生きていこう」と思っています。
これが、今の私の素直な思いです。
けれど同時に——
見えるようになれるのなら、やはり見えるようになりたいし、
見える可能性のある子どもたちには、その未来をつかんでほしい。
それもまた、偽りのない私の気持ちです。
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🌿 見えるはずの人生を失っている子どもたち
けれど世界には、
見えるようになる方法があるのに、
「お金がない」という理由だけで治療を受けられない子どもたちがいます。
白内障の手術は、日本では比較的身近で、多くの人が受けることができる医療です。
けれど同じ手術を受けられないことで、
本来なら見えるはずだった人生を失ってしまっている子どもたちがいます。
生まれた環境や、どうすることもできない外的な理由によって、
可能性を閉ざされてしまう現実。
そのことを、私は先日改めて知ることになりました。
視覚障害ナビラジオを聞いていたときのことです。
番組の中で紹介されていたのが、
途上国で目の手術を受けることができない子どもたちを支援している
「ヒカリカナタ基金」の活動でした。
ラジオで創設者の方の話を聞きながら、
私は初めて、その背景にある現実を知りました。
ほんのわずかな手術費が用意できないために、
見えるはずの目のまま、見えない人生を生きている子どもたちがいること。
その現実に、胸がぎゅっと締めつけられるような思いがしました。
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☀️ ヒカリカナタ基金が生まれた理由
ヒカリカナタ基金を立ち上げたのは、
視覚障害の当事者であり、盲学校の教員として長年子どもたちに関わってきた
理事長の竹内昌彦さんです。
竹内さんは、モンゴルやキルギスに盲学校を建設し、
目の見えない子どもたちの教育と自立支援に取り組んできました。
その中で、盲学校に通う子どもたちの中に、
手術をすれば視力を取り戻せる可能性のある子がいることに気づきます。
けれど、その子たちは皆、
手術代を用意できないという理由だけで、
見えない人生を受け入れざるを得ない状況に置かれていました。
「どうしても手術代を用意できなくて…」
そう語る子どもや家族の姿を前に、
竹内さんは強い歯がゆさと悲しさを感じたといいます。
竹内さん自身も子どもの頃に失明を経験した当事者です。
だからこそ、その子どもたちのつらさも、
寄り添う家族の苦しさも、痛いほど理解できました。
やがて竹内さんの中に、
ひとつの強い思いが芽生えました。
「その子たちには、自分の目で世界を見させてあげたい」
その願いから生まれたのが、
ヒカリカナタ基金です。
現在は現地の医療機関と連携しながら、
手術費の支援を中心に活動を続け、
これまでに1300人以上の子どもたちが視力を取り戻しています。

☀️ 小児科看護師として見てきた「光が戻る瞬間」
私は小児科の看護師として働いていた頃、
先天性白内障の手術を受ける子どもたちをたくさん見てきました。
日本では、この手術は決して特別なものではありません。
治療法が確立されていて、多くの子どもたちが当たり前のように受けることができる医療です。
多くの場合は、まだ赤ちゃんのうちに手術が行われます。
そのため、子ども自身から「見えるようになったよ」と言葉で聞くことはできません。
それでも、変化ははっきりとわかります。
手術のあと、目が合いやすくなったり、
周りのものへの反応がぐっと豊かになったり。
確かに「見える世界が広がっている」と感じられる瞬間を、
私は何度も目の前で見てきました。
そして何より、それを見守るご家族の喜びは、とても大きいものでした。
だからこそ、同じ治療を受けられない子どもがいる現実に、
強い衝撃を受けました。
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✨ わずかな支えで変わる、子どもたちの未来
ヒカリカナタ基金の活動について知る中で、
もう一つ、私の心に強く残ったことがあります。
それは——
ひとりの子どもが視力を取り戻すために必要な費用が、
およそ三万円から五万円ほどだと言われていることでした。
三万円というお金は、決して小さな金額ではありません。
けれど、目が見えるようになるということを思えば——
それは“たった”三万円とも言えるのかもしれません。
もし、それだけの支えで、
ひとりの子どもの人生が大きく変わるのだとしたら。
それは決して、遠い世界の話ではないと感じたのです。
例えば、少しだけ日々の出費を見直したり、
ほんの少しの我慢を積み重ねたりすることで、
生み出すことができるかもしれない金額です。
そんな小さな積み重ねで、
ひとりの子どもの未来を大きく変えることができるのなら——
私にも、何かできることがあるのではないか。
そう、心から思いました。
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🕊️ ひとりでも多くの子どもたちに光を
私自身の目は、もう治ることはないかもしれません。
けれど、治る可能性のある子どもたちの目は、
どうかひとりでも多く光を取り戻してほしい。
見えるようになれる方法があるのなら、
その未来をつかみ取るチャンスを、
どうかすべての子どもたちに届けてほしい。
それが、この話を聞いたときの、
私の素直な願いです。
私にできることは小さなことかもしれません。
けれど、この現実を知った今、
まずはこの活動のことを知ってほしいと思い、こうして書いています。
世界のどこかで、
光を待っている子どもたちがいる。
そのことを、どうか心の片すみに置いてもらえたら——
それだけでも、大きな一歩になるのではないかと思っています。
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※ヒカリカナタ基金について詳しく知りたい方は、公式ホームページをご覧ください。
※今回の内容は、視覚障害ナビラジオでのインタビューをきっかけに知りました。
放送のアーカイブはこちらからお聴きいただけます。
https://www.nhk.jp/p/shikaku/rs/NYR99L5P4X/episode/re/Z5W5ZLGJ4L/
※また、少し前に視覚障害ナビラジオにゲストとして出演させていただきました。
よろしければこちらもお聴きいただけたら嬉しいです。
https://www.nhk.jp/p/shikaku/rs/NYR99L5P4X/episode/re/XL4MJ6QQ6X/
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。1人でも多くの子供たちに見える未来が届くといいなと思います。素敵な活動をしている当事者の方がたくさんおられるので、私も負けないように自分にできることを一歩一歩頑張っていきたいなぁと思います。このノートの売り上げの大部分は、視覚障害の支援団体への寄付に使わせていただいているのですが、このヒカリカナタ基金にも寄付して行けたらいいなと思います。ぜひ、私のいろんな記事を読んで応援していただけるとうれしいです♡

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