離婚できなかった理由を、考えてみた
不倫が発覚して、問い詰めて、
妻が自白したあの日から。
日常は、なんとなく続いていた。
沈む日もある。
普通に笑って過ごせる日もある。
でも、
妻の本心を見てしまってから、
自分は静かに準備を始めた。
もちろん、
不倫のことを忘れた日はない。
ずっと心に残っている、
というより、
頭の片隅に、
ずっと置かれ続けている感覚だった。
ただ、
自分なりに考えることはあった。
なぜ自分は、
離婚しなかったんだろう、と。
再構築を選んだつもりはない。
でも気づけば、
再構築みたいな生活になっていた。
その理由を考えてみた。
まず、子どもの存在。
うちには二人子どもがいる。
当然、
妻の不倫のことなんて知らない。
完璧な母親かと言われれば分からない。
でも、
母親としてはよくやっていたと思う。
特に習い事。
送迎も、予定管理も、
仕事をしながらちゃんとやっていた。
だからこそ、
母親という存在を壊す決断ができなかった。
離婚して親権がどうなるか。
子どもたちが、
母親のしたことを知ったらどうなるか。
それが子どもたちにとって正解なのか。
自分には決められなかった。
お互いの家族の存在も大きかった。
妻の親には、
感謝している部分がたくさんあった。
いつも気にかけてくれて、
孫の面倒も見てくれた。
兄妹とも仲良くしていた。
だから、
離婚という形で関係を壊すことに、
どこか後ろめたさもあった。
そして、少しだけ世間体。
結婚生活も長くなって、
地域や学校、習い事。
家族として付き合ってきた人は多い。
離婚すれば、
噂は一気に広がると思った。
自分たちは、
少なくとも周りからは
仲の良い家族に見えていたと思う。
そして、
一番大きかったのはお金だった。
正確には、
お金そのものというより、
生活への不安。
家計管理は、
ほとんど妻に任せきりだった。
今さら一人で全部やっていけるのか。
正直、不安だった。
情けないけど、
依存していたんだと思う。
お金が全てじゃない。
でも、
お金があれば、
ほとんどの問題は軽くなると思った。
もし経済的な余裕があれば、
子どものことも、
世間体も、
家族との関係も、
もっと前向きに整理できた気がする。
もちろん、
お金があっても無理だという人もいると思う。
でも、
毎月ギリギリで生活している自分には、
経済的な余裕は、
心の余裕に直結するものだった。
だから思った。
まず必要なのは、
経済的に自立することだと。
そのために、
準備を始めた。
まず始めたのが、noteだった。
元々、
不倫とは関係ない記事もたくさん読んでいた。
自分の記録を残したかった。
それもある。
でも一番は、
誰かに共感してほしかった。
自分の準備を、
静かに応援してほしかった。
そして、副業。
前から考えはあった。
本業以外で収入を作ること。
でも、自分は保守的だ。
考えやアイデアはあっても、
なかなか動けない。
定食屋に行っても、
だいたい同じものを頼むタイプだ。
でも、
今回のことをきっかけに、
動こうと思った。
内容はまだ伏せる。
ただ、
これが軌道に乗れば、
きっと経済的に自立できる。
心にも余裕が生まれる。
相手のことも、
妻のことも、
周りのことも、
必要以上に気にせず、
綺麗に終われる日が来るかもしれない。
そう信じて、
今は動いている。
