高尾歳時記 2025年3月22日
高尾に春の到来を告げる代表的な花のひとつ、ハナネコノメが開花しました。

ハナネコノメは、スミレと双璧をなす高尾では指折りの人気者で、毎年(私も含めて)楽しみにしているかたが大勢いらっしゃいます。去年はびっくりするぐらい早くて3月の第1週に開花したのですが、今年の開花時期は3月中旬と例年並みです。


ユキノシタ科ネコノメソウ属(Saxifragaceae Chrysosplenium)に分類される植物の花は比較的地味なものが多いのですが、ハナネコノメは、清廉な白い衣に鮮やかに映える濃紅色の雄蕊を添えた、その妖精のような可憐な姿で大人気です。この花びらのようにみえる白い部分は花びらではなく、実は萼裂片で、本当の花はこの基部に潜んでいます。そこから雄蕊が伸びているのですが、小さすぎて、肉眼で観察するのは困難です。

高尾山において観察できる、ユキノシタ科ネコノメソウ属に属する植物としてはほかに、ネコノメソウ、ヤマネコノメ(ヤマネコノメソウ)、ツルネコノメ、ヨゴレネコノメなどがあります。これらも、この時期一斉に開花します。
ハナネコノメが開花すると、高尾山では季節を先取りするほかの野草の花々も一気に開花し始めます。スミレの花々も次々に開花しています。本日観察できたのは、アオイスミレ、タチツボスミレ、ヒナスミレ、コスミレ。
芽吹きの季節の高尾を巡ってきました。





























