「自分らしさ」に気づく3つの視点~50代からのキャリアを考えるヒント
こんにちは!50代応援キャリアコンサルタントのとなきちです。
今回はキャリアコンサルティングをするとき、どんな流れで行っているかをお話してみようと思います。
キャリアコンサルティングは、単に次の仕事を見つけることだけを目的としません。
本当のゴールは、あなたという人間を深く理解し、あなただけの「物語」を紡ぎ出すことで、納得感のあるキャリアを歩み始めるための軸を手に入れることです。
初めてキャリアコンサルティングを行う際、私は自己理解を3つの視点から捉えています。
意識的自己理解:自分が思っている自分
「〇〇さんの言葉でいいので、これまでのキャリアストーリーを説明していただけますか?」
基本的に、学歴から職歴、そして今に至るまでをクライアント自身に語っていただきます。その方によって20分近くお話される方もいれば、5分程度で終わる方もいます。
ここでは口を挟まず、最後まで聴くことを心がけています。なぜなら、どのように話されるかによって、ご自分のキャリアをどう捉えているかが明確に現れるからです。
続いて「ご自分の強みや弱みをどう考えていますか?」と質問します。普段ご自身のことってあまり考えることがないだけに、何か言わなければという意識が働き、一生懸命探し出そうとされるのがわかります。
ここで大切なのは、これらの答えを「評価する」のではなく「理解する」こと。正解・不正解ではなく、ご本人の頭の中で浮かんでは消えていく考えを一度言葉にすることで、客観視できるようになるのです。
他者的自己理解:他者が見ている自分
お話が終わった後、私からは就職時や転職時の具体的な行動や考え方について質問を重ねます。
「その時、周りの人の反応はどうでしたか?」
「上司や同僚、また友達や家族等からどんな言葉をかけられることが多かったですか?」
ここで重要なのは、強みを「作る」のではなく「気づく」ことです。実は多くの場合、ご本人にとって「当たり前に難なくやってきたこと」が、周りから見ると明確な強みになっているのです。
ただ、本人には自然すぎて気づけていないのです。
無意識的自己理解:自分も気づかないが行動に表れる自分
聴き取りを通して、私が最も注目するのは「繰り返し現れる共通項や傾向」です。それは無意識的に現れる、その人らしさの行動。
「子供の頃から自然とやってきたこと」や
「努力せずにできる行動パターン」として表れます。
これをフィードバックすると、多くの方が深く納得されます。
「他者から見た自分」と「自分が知らなかった自分」が結びつく瞬間。

評価から理解へ、作るから気づくへ
このプロセス全体を通じて起こるのは、自分を「評価する」から「理解する」への変化です。
そして強みを「作る」から「気づく」へのシフト。
頭の中にある考えを言葉として整理していくことで、自分だけが持っている物語として納得できる瞬間。それが真の自己理解につながるのです。
こういった時間を1時間ほど経過した頃、皆さん表情が柔らかくなり、心がスッキリ軽くなられているのを毎回感じます。
未来への不安が希望に変わり、誰かと比べるのではなく、これからまた自分らしいキャリアを積み上げていく。そんな風に自信を持って歩み出すための、最も確かな土台の上に自分が立っていると認識できた瞬間です。
「あなたらしさ」はこれまでのキャリアの中に必ずあります。
キャリアコンサルタントとしてあなたがあなたを知るためのサポートいたします。
