炭火干し椎茸で、食卓を豊かに
2026年6月15日
大分県豊後大野市の豊かな里山で生まれる「炭火干し椎茸」を使って、ちらし寿司とあおさ海苔汁を作りました。この椎茸を手掛ける宗像さんたちは、原木椎茸の栽培だけでなく、その土台となる炭づくりから炭火乾燥までを一貫して行っています。生産現場を実際に見ているだけに、料理を作るたびに里山の風景や作り手の努力が自然と思い浮かびます。
今回改めて驚かされたのは、その品質の高さです。まず椎茸を戻した際に出る出汁の美しさ。透き通るような金色の戻し汁からは、雑味のない上品な香りと深い旨味が広がります。その出汁を活かして作ったあおさ海苔汁は、素材同士の風味が見事に調和し、シンプルながら印象深い味わいになりました。
また、戻した椎茸そのものの食感も格別です。乾燥椎茸でありながら驚くほど瑞々しく、まるで生椎茸を食べているかのような弾力と存在感があります。ちらし寿司に加えると、噛むたびに豊かな旨味が広がり、主役級の存在感を発揮してくれました。
この美味しさの背景には、宗像さんたちが長年積み重ねてきた丁寧な仕事があります。くぬぎを育てて炭を焼き、その炭を活用して原木椎茸を乾燥させる。さらに原木の管理や椎茸の栽培まで、一つひとつの工程に多くの時間と手間がかけられています。効率だけを追い求める大量生産では決して実現できない品質は、こうした地道な取り組みの積み重ねによって支えられているのです。
また、里山の資源を循環させながら生産を続けている点も大きな魅力です。自然の恵みを活かしながら次の世代へつないでいく取り組みは、日本の食文化や里山文化の価値を改めて感じさせてくれます。
その品質と独自の製法は高く評価され、「炭火干し椎茸」は【食べるJAPAN美味アワード2026 グランプリ】を受賞しました。全国から集まった数多くの食品の中で最高賞に選ばれたことは、生産者の技術力と情熱が広く認められた証と言えるでしょう。
椎茸は煮物や炊き込みご飯はもちろん、汁物や寿司の具材など幅広い料理に活用できます。そして、この炭火干し椎茸は素材そのものの力が強いため、むしろシンプルな調理ほど魅力が際立ちます。日々の食卓を少し豊かにしてくれるだけでなく、日本各地に残る里山の知恵や伝統的な食文化にも触れさせてくれる特別な食材です。
▼購入はこちら
https://kyushumitsuboshi.jp/
▼プロダクションビコーズ
https://pro-because.com/


