楽しいものを探すと楽しいものが簡単に見つかる話
「すごく楽しそうに生活しているね。どうして?」
先日、友人からそう聞かれました。少し考えて、私はこう答えました。
「楽しいものや面白いことを、意識して探しているからかな」
この会話から、深く考えるきっかけをもらいました。意識の向け方一つで、自分の世界がいかに変わるのかを、今日は考えてみます。
「青いもの探し」研修
会社員時代に参加した研修で、今でも鮮明に覚えているワークショップがあります。それは、情報インプットに関する話でした。
「人は、自分が意識している情報や事柄を、自然と集めるようになる」
研修会場でこのレクチャーを聞いたとき、私は、当たり前すぎて「まあ、そうだよね」と特に深く考えることはありませんでした。しかし、そのあとにファシリテーターは、簡単な課題を投げかけました。
聴講者全員に「目をつぶってください」と指示しました。
そして、こう問いかけました。「目を開けずに、この会議室の中に『青いもの』がいくつあるか、指を折って数えてみてください」
青いもの、青いもの、青いもの、、、
頭の中で探しても、全く思い出せません。一つも指を折れませんでした。
「では、目を開けてください」
その合図とともに、聴講者は一斉に周囲を見渡し始めました。
「あっ、パソコンのスクリーンだ」
「ペンも青だ」
「ボードのポストイットも青い」
目を開けると、無機質だと思っていた会議室に、驚くほどたくさんの青いものが見つかりました。
ファシリテーターは、
「今、目をつぶった状態で、青いものをいくつ思い出せましたか?」
ほとんどの人が、私と同じく「一つも思い出せなかった」と答えました。
意識をするだけで、見える世界が変わる
なぜ、目の前にあったはずの青いものに気づけなかったのだろう?
その理由はシンプルで、研修のレクチャーに意識が集中しており、「青いものを探す」という意識が全く働いていなかったからです。
当たり前ですが、私は、いや、私たちは、日常のワークショップやミーティング中に、わざわざ青い色を探す意識を持っていません。だから、存在していても、その情報は見えていないのと同じ状態だったのです。
この研修後、私は面白い変化を経験しました。街を歩いているとき、自然と「青いもの」が目に飛び込んでくるようになったのです。電車の広告、ビルの看板、通行人の服など。以前は意識しなかった情報が、勝手に集まってくるようになりました。
私はこの気づきを確信するため、職場の1on1ミーティングの際、ある程度話題が盛り上がったタイミングで、面談者にも同じ質問をしてみました。
「ちょっと目を閉じてください。この部屋の中に『青いもの』はいくつありますか?」
やはり、面談者は目の前のPCブルースクリーンすら思い出すことができませんでした。
この経験から、私たちの世界は、客観的に存在する現実とは別に、「意識的に探しているもの」で構成されているのだと実感しました。意識の向け方一つで、取り込む情報が全く変わってしまうのです。
セカンドライフで見つけた「幸せ探しの法則」
長くなりましたが、ここまでが前置きです。
タイトルの回収ですが、幸せは意識次第ってことです。
会社を退職し、セカンドライフを歩み始めてから、私はこの意識の力を意図的に活用し始めました。具体的に行ったのは、「幸せ」「楽しいこと」「面白そうなこと」に対するポジティブ意識のアンテナを張り続けることです。
たったこれだけのことで、毎日は変わりました。本当にたったこれだけなんです。
青いものを意識するだけで、街の青いものが目に飛び込んでくるように、楽しいことを意識するだけで、小さな「楽しい」や「面白い」がどんどん見つかるようになったのです。
例えば、「新しい趣味を探そう」と意識すれば、通りすがりのポスターやSNSの投稿、友人の会話の中に、以前ならスルーしていたはずの体験講座やイベント情報が光って見えます。それに参加し、実行することで、楽しさを感じ、充実した人生を送ることができています。
現在楽しんでいるFIREコミュニティとの出会いも、ミニマリストに興味を持って講演会に参加したことから始まっています。
◇ ◇ ◇
もしかして、ネガティブなことばかり集めていませんか?
嫌なことばかり起きるんだよねとか、
不幸なことばかり続くとか、
と後ろ向きな発言をする人もいます。
この理論から考えると、無意識のうちにネガティブなことや不幸ネタを探しまくっている可能性が高いってことになります。
現代のSNSやニュースのアルゴリズムは、まさにこの意識の法則の通りに動いています。一度ネガティブな情報に興味を示すと、似たような良くない情報ばかりがフィールドに集まってきます。
人の頭の中でも、これと同じことが起きています。良くない情報が集まると、「自分もこのネガティブな状態でいいんだ」と、とんでもない自己正当化さえ始めてしまいます。
人生はマインドマップのように広がる
私のセカンドライフ3年間を振り返ると、興味のあることや楽しいことを見つけようと意識し、行動を広げ始めると、それはまるでマインドマップのように、その方向にどんどん枝葉を伸ばしていくことを強く感じます。
「楽しいことなんてない」
「やりたいことなんて見つからない」
そう嘆く人に会うこともありますが、その根底には、そもそも、意識もしないし探そうともしていない、という結論が意外と簡単に導き出せます。
では、どうやって楽しいことを見つけるの?
その問いへの答えは、研修で学んだシンプルな教訓に尽きます。
「単純に、意識するだけ」
意識を変えるだけで、周りの世界は一変しますよ。
参考記事:パンダを意識したらの話↓
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