年金だけでは安心できない? 老後生活のために知るべき公的年金の現実
日本の公的年金制度について、多くの人が誤解していると感じています。
「年金だけで生活するのは無理だ」
「年金が少なすぎてやっていけない」
こういった声は、老後への不安としてしばしば耳にします。
えっ? あなた何様ですか?
無知すぎるのか?
楽観的すぎるのか?
その不満の背景には、年金にどのような期待をしているか、そもそも年金制度の役割が理解していないと感じました。 若い頃になんの努力もしないまま老人になる人へ、ストレートに辛辣に思っていることを書いてみます。
年金は「長生きリスクへの最低限保険」
まず、年金制度は「豊かな老後生活」を保証するものではないですよ。勘違いしないでね。日本の年金制度はあくまで「最低限の生活を支える」ための制度であり、長寿というリスクに備えるためのセーフティネットのことです。
年金を「老後の贅沢費用」として捉えてしまっている人が少なくないことが、老後の不満や将来不安を大きくしている一因と感じています。
実際、国民年金の保険料や給付額データを見ると、豊かに暮らすためには程遠い現実があります。
国民年金は長生きするリスクを軽減する最低限の収入源であり、それ以上でも以下でもありません。年金の存在意義は日常生活の安心感を少しでも支えることであり、決して、何もしなくても豊かに暮らせるものではないのですよ。
「年金が少なすぎる」のはあなたの自己責任です
年金が足りないという不満を口にする人の中には、これまで納めた保険料が少なかったり、十分な年数の加入をしていないケースも見受けられます。年金制度は基本的に、納めた保険期間や保険料に応じた額を給付なされる仕組みです。
そのため、若い頃に保険料を払わなかったり、払っていても最低限の額しか納めていなかった場合、当然、老後の給付額も少なくなります。
また、専業主婦の方やフリーランス、自営業者の場合も、厚生年金ではなく国民年金だけの加入となります。国民年金の基礎年金だけで豊かな老後生活を期待するのは非現実的です。
「えっ? そうなの?」
と、びっくりしている人は将来危険ですよ。
政府に文句言っている人は的外れであることに気付いてください。これは自己責任です。
公的年金は死亡するまで支払い続けてもらえる素晴らしい保険なんですよ。「年金が少なすぎる」と不満を漏らす前に、果たして自身がどれだけの額を納付してきたのか、改めて確認する必要があります。
年金はいくらもらえるか「ねんきんネット」のホームページで自分の番号を入れることで確認することができますよ。自分がどれだけ収めているかもひと目でわかります。現実を確認しましょうね。
年金は、自己負担の積み重ねによって支えられるものであり、決して「誰かが与えてくれるもの」ではないのです。
公的年金とは、
すべての国民を対象に、老後の生活などの基礎的な部分を保障するもので、原則として収入や資産に関係なく、納めた保険料に応じた額を受け取ることができます。
賦課方式の誤解
多くの人が年金の「賦課方式」を自分に都合よく誤解しています。年金は自分が支払った保険料が将来の自分に返ってくる積立式ではなく、現役世代が支払う保険料でその時の高齢者を支える世代間扶養の仕組みです。
つまり、私たちが収めた保険料は現在の高齢者の生活を支え、将来は次の世代が私たちを支えることが前提になっています。そのため少子高齢化が進むほど現役世代の負担は増え、老後の年金額が期待通りに受け取れない可能性が高くなっているのです。
若い人が支えてくれるはずですが、将来はその若い人がいないのですから、誰も支えてくれるはずもありません。この現実をしっかり理解し、過度な期待を持たずに自助努力の必要性を認識することが重要ですよ。
老後も「自助努力」が必要
日本では老人になったら何もしなくても年金で生活できると無意識に思い込んでいる方も少なくありません。しかし、これは完全に間違った幻想。年金は生活を支える一助ではありますが、それだけで十分な暮らしをするには明らかに不十分です。
だから老後に備えるためには自助努力が必須。
具体的には、現役時代から資産を蓄えること、あるいは投資による資産運用を行うことです。
十分な貯蓄ができなければ、老後も働き続ける意欲や健康を保つことも大切。豊かな老後を過ごすためには、年金に頼りすぎるのではなく、自ら資産を築くことを意識することが求められます。
十分な年金を得られる人はほんの一部
一部の人は、厚生年金に長年加入し、高額の保険料を納めてきたため、比較的高い年金を受け取ることができます。そういうと、「いいな〜」とか、「羨ましいな〜」とか、あるいは嫌味っぽく感じるかもしれませんね。
しかし、こうした人々はあまり多くないようで、日本全体の平均年金額から見ても豊かに暮らせる額が支給されているとは言えません。
年金は、老後生活の基礎的な部分を保障するものですから、それ以上を望むのならば、現役時代に貯蓄や投資で補完する必要があるのです。
私の場合、早期退職しているので、退職してからは厚生年金ではなく、国民年金となりました。そのことで働き続けた場合と比べて、将来の年金支給額は減ります。その金額もシミュレーションすることができます。
その上で、この程度もらえるなら生活の支えになることは退職前に事前確認しています。当然、年金だけでは将来生活できない足りない分を株式投資の蓄財で賄うことを実施しました。
年金制度への誤解を解き、「自分で備える」意識
老後の生活を年金だけで支えることは難しいという現実を直視し、今からできる準備を始めることが重要。これまで日本の年金制度に過剰な期待を抱いてきた人たちは、ぜひ一度立ち止まって、「自分の老後生活は自分で作る」という意識を持つことをお勧めします。
年金が少なすぎるというのは、社会制度の問題であるだけでなく、私たち一人ひとりの意識の問題でもあるのです。老後の生活を安定させたいのであれば、年金だけに頼らず、現役時代の努力と準備が不可欠であることを心に刻むべきです。
将来の自分に何とかなるだろうと甘い期待を抱くのはやめましょう。年金制度の最低限保障という現実をしっかり理解し、今できる備えに取り組んでいくことが、豊かな老後を叶える唯一の道ですよ。
◇ ◇ ◇
<今回の記事について>
公的年金という社会問題に対して、ある事例があったことをきっかけに、本人には直接言えないことを吐口として、まこさんnoteに書いちゃいました。
良い言い方をすればアドバイスですが、ほとんど愚痴でしたねw。
少しでも、その人以外の皆さまが読んで参考になれば嬉しいです。
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