定年退職後は「働く」より「活動する」がしっくりくる理由
定年退職後について語られるとき、「働いた方が良い」という言葉をよく耳にします。この「働く」という表現には微妙な誤解がつきまといます。多くの人が「働く=お金を稼ぐこと」と受け止めてしまうからです。
しかし実際には、定年後の人生を充実させるのに必要なのは「稼ぐこと」そのものではなく、「活動すること」だと感じています。
私は働いてないので、自己弁護と自己肯定のために、「働く」と「活動する」の違いを着眼点に、定年後の生き方を考えてみます。
「働く」とは何か
働くとは辞書によると下記の通り
1 仕事をする。労働する。特に、職業として、あるいは生計を維持するために、一定の職に就く。「朝から晩までよく―・く」「工場で―・く」「―・きながら資格を取る」
日本語で「働く」と言うと、どうしても「雇用契約を結び、対価を得ること」が頭に浮かびます。つまり、お金を稼ぐってことですね。
退職後に「まだ働いているんですか?」と聞かれると、多くの人は「収入を得るために仕事を続けている」と解釈します。
定年後も働いた方がいいよ〜って言われる「働く」にはもっと広い意味があります。人と関わり、役割を果たし、社会に貢献すること全般をひろく指すはずです。
ただ、日常会話では「お金を稼ぐこと」に限定されてしまうため、定年後に「働く」という言葉を使うと誤解を招きやすいと感じています。
私は会社員を退職後、友人からの「まこさん何しているの? 働いているの?」って何気ない会話の回答に、「働いてないよ〜」と答えています。その理由はお金を稼いでないからです。
実際には、法人経営、作家執筆活動、貧困世帯への支援、金融相談会などを行なってますが、どれも、稼ぎがないので働いているとは言えないものばかりです。
「活動する」に言い換える
一方で「活動する」という表現には、金銭的な報酬が必須ではありません。ボランティア、趣味や旅行、コミュニティ、学び直しなど。これらは収入を生まないかもしれませんが、心と体と頭を動かしています。
あきらかに、人と関わり、役割を果たし、社会に貢献することに合致しています。
定年後に必要なのは、まさにこの「活動する」だと思うんです。活動は、人と人をつなぎ、健康を支え、生活にリズムを生みます。収入の有無に関係なく、活動を続けることが生きがいに直結します。だからこそ「働く」よりも「活動する」という言葉の方が、定年後の暮らしにはぴったりなんです。
「定年退職後も働いた方がいいよ〜」の働くは、明らかに「活動する」として使ってますよね。
共通する意味と異なる意味
「働く」と「活動する」には共通点と相違点があります。
共通点としては、
どちらも人がエネルギーを使って何かをすることです。それによって、社会や周囲とのつながりを作ることができます。そして、自分の存在意義を実感できます。
相違点としては、
「働く」は、収入や成果を伴うことが前提になります。そして義務感や責任を伴いことが多いものです。

「活動する」は、収入は必須ではなく、自由度が高く、自分の意思や興味で選べる特徴があります。
こんな違いがあるので、「定年退職後も活動した方がいい」の方がしっくりきます。
この違いを意識するだけで、定年後の生き方の選択肢が大きく広がる気がししています。
活動するのほうがしっくりする
散歩したり、体操やジムに行くことは、明らかに「働く」には該当しませんが、「活動する」には該当します。
コミュニティに参加することも、「働く」ではなく、「活動する」です。
ギターを弾いたり、音楽を聴いたり、耳コピして譜面を書き起こしたりすることも、当然「働く」ではなく、「活動する」ですよね。
これらの例題は、広義の「働く」に含まれると思うのですが、「定年退職後も働いたほうががいいよ〜」って言われて、これらの例を思い浮かべるには、やはり無理があります。
だから、「活動する」なら、しっくりきます。
活動を通じて人と出会い、関係を築くことがセカンドライフの楽しみです。誰かに必要とされることなどは、働くことでしか得られないものではないのです。大きな喜びで得られさえすれば、働くでなくても活動すればいいだけなんです。
お金に縛られないからこそ、本当にやりたいことがとても選びやすいメリットがあります。
◇ ◇ ◇
定年後は「働くかどうか」ではなく、「どんな活動を選ぶか」、その視点で一歩を踏み出すことが、セカンドライフを充実させる鍵になります。
と、
私が働いてないものだから、無理やり自己肯定するために書いてみました。
作家としての「活動」として、書籍を下記2冊出版しました。もちろん印税が頂いてますが、「働く」というよりは趣味の「活動」なんです。よろしければ、読んでください!
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