子育て中の女医が医局を辞めてサイドFIREに至るまで: 敷かれたレールからの脱却 フリーランスという生き方
書籍タイトル:『子育て中の女医が医局を辞めてサイドFIREに至るまで: 敷かれたレールからの脱却 フリーランスという生き方』
著者:ナズナ
タイトルからも想像できるように、現役の女医さんが、子育てをしながら医局という安定した環境を離れ、フリーランスとしてサイドFIREを目指すまでの道のりを綴ったノンフィクションです。
読み進めていくうちに、著者ナズナさんの抱えていた葛藤や、決断に至るまでの思考、そして行動力が、決して特別なものではなく、多くの働く女性、特に子育てとキャリアの両立に悩む、多くの日本人と共通する部分が多いことに気づかされました。
医局という、ある意味では安定が約束された環境にいながらも、「本当にこのままでいいのか?」という疑問を持ち続け、自分の理想とする生き方を模索する姿に、とても勇気づけられました。
特に印象的だったのは、彼女が自身のキャリアやライフプランについて深く考え、様々な情報収集や試行錯誤を重ねて、具体的な行動に移していくプロセスです。
決して勢いや思いつきではなく、冷静に分析し、リスクを考慮しながらも、自分の心に正直に進んでいく強さに感銘を受けました。
家庭とキャリア、多くの母親が抱えるこのジレンマに対して、ナズナさんはフリーランスという働き方を選択し、時間や場所に縛られない自由を手に入れています。
もちろん、そこには苦労や困難もあったと思いますが、彼女の文章からは、後悔よりもむしろ、自分の選択を肯定し、充実した日々を送っている様子が伝わってきました。
この本を読んで、改めて「自分の人生は自分で選択できる」という当たり前のことを再認識しました。私自身も自分で選択した人生で良かったと読みながら共感しました。
私たちは、社会や周りの期待に応えようとするあまり、本当に自分が望む生き方を見失ってしまうことがあるかもしれません。彼女のように、一度立ち止まって自分の心と向き合い、本当に大切なものは何かを見極めることの大切さを教えられた気がします。
私は製薬会社勤務で医師を対象とした営業をしていたので、医局人事や医師の働き方を熟知しているつもりです。その上で、ナズナさんのようなタイプの医師はレアです。一般のサラリーマンが離職するのとは、かなりかけ離れた組織なんです。
本書の魅力は、医師という安定した職業にありながら、それに縛られず新たな道を切り開いた著者の姿勢です。日本社会では、特に高学歴・専門職の人ほど「レールから外れること」に強い抵抗を感じがちです。
「敷かれたレール」を降りるのは大変な勇気です。
しかし、ナズナさんは「本当に自分にとって大切なものは何か?」を考え、リスクを取りながらも新しい生き方を模索しました。そのプロセスは、医師だけでなく、会社員や他の専門職の人にとっても参考になるでしょう。既存のレールにとらわれず、自分にとって最適な生き方を主体的に見つけ、行動することの重要性だと思います。
私自身も、日々の忙しさに追われる中で、ふと「本当にこのままでいいのかな?」と感じることがありました。現在、退職してのんびりしていますが、仕事に追われていて人生を考える時間がない人は、こんな本を読むといいのかなって思います。
著者ナズナさんの勇気ある決断と行動力は、自分自身の働き方や生き方について、改めて考えてみるキッカケになる書籍です。
この本は、現状に漠然とした不安や不満を感じている方、子育てとキャリアの両立に悩んでいる方、そして、新しい働き方や生き方を模索しているすべての方にとって、きっと大きなヒントと勇気を与えてくれる一冊だと思います。
ぜひ手に取って、リアルな体験談に触れてみてください。きっと、あなた自身の「敷かれたレールからの脱却」を考えるきっかけになるはずです。
「安定=幸せではない」と感じている人や、「もっと自由に生きたい」と思っている人にとって、大きな気づきを得られる気がしました。
私は現在息子が2人いますが、過去に不妊治療をしました。だからナズナさんの赤裸々な不妊治療の描写には、感情移入してしまいました。また、書籍の印税をNPO法人への寄付にしておられます。私も自著の印税を募金として寄付しています。
複数の共通点を見つけるごとに、親近感を増し、楽しい読書ができました!
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