見出し画像

第6話 友達の存在が背中を押すとき

前回は、不登校が続くAさんは、保健室登校を少しずつ続ける中で、担任の先生の配慮のもと、仲の良い友達Yさんと久しぶりに再会します。

「また遊ぼうよ」という友達の言葉に安心し、翌日も保健室に行くことができました。

無理をさせず、家族や友達の存在がそっと支えとなり、小さな一歩がAさんの自信と勇気につながっていく——そんな変化の兆しが見えた回でした。

第6話 友達の存在が背中を押すとき


〜小さなやり取りが大きな支え〜

夏休みが終わり、秋の気配が感じられる頃。

Aさんの保健室登校は、少しずつ日常の一部になりつつありました。まだ不安はあるけれど、「学校に戻れるかもしれない」という感覚が芽生え始めます。


友達の力で少し前へ

ある日の放課後、保健室で自習をしていたAさん。
休み時間にYさんが顔を出し、何気ない会話を交わしました。

その短いやり取りが、Aさんにとって大きな支えになったのです。

「友達がいる」という安心感が、Aさんの心の緊張をほぐし、少しずつ勇気を育てます。


選べない焦り

その日、校外学習の班を決めることになりました。
クラスではすでに班が決まっており、担任の先生は「好きなグループを選んでいいよ」と声をかけてくれます。

しかしAさんは決められません。
仲良くしてくれる友達が、3つの班に分かれていたからです。

「どの班を選ぶか」で迷い、動けない気持ちが胸に重くのしかかります。


「おいでよ」の一言

そのとき、Yさんがさっと手を差し伸べました。

「うちの班においでよ!」

その一言に、Aさんの心はふっと軽くなりました。
迷っていた気持ちがほどけ、少しずつ前に進むことができたのです。


小さな一歩の積み重ね

帰宅後、Aさんは嬉しそうにその日の出来事を話してくれました。
保健室での短い時間、Eさんとのちょっとしたやり取り。
でも、それがAさんにとっては「前に進む力」になったのです。

・友達とのつながりが、安心感を与える

・小さな行動でも、心の成長につながる

・無理に戻すのではなく、支えが背中を押す

Aさんの一歩一歩は、着実に積み重なっていきます。
友達の存在が、学校復帰への大きな力となった瞬間でした。


次回(10/28・火)
第7話「スゴロクの『1回休み』」

前に進むAさんですが、小さな挫折も経験します。そのとき母親や友達は、どう支えるのでしょうか。


📋️ちょっとしたお知らせ📋️

「不登校の相談にのったり、次男の体験談を書いたり…
私はもう“不登校ママ”を卒業したつもりでいました。」

ところが今月から、4男に「いきしぶり」が始まりました。

元々、4男は「学校を休む=ひとりで留守番」だと思っていたため
“ひとりは嫌だから学校へ行く”という面もありました。

しかし今年は──
長男の大学受験・次男の高校受験
中1の三男の勉強のつまずき
小5の長女の心の揺れ…

家の状況が重なり、私は思い切って専業主婦に。
その変化に気づいた4男が、まさかの「いきしぶり」。

まだ方向性は見えませんが、
同じように悩む誰かの役に立てたらと思い、

「4男はいきしぶりとどう向き合っていくのか」

このリアルを、不定期で綴っていきます。
占いと母視点を交えながら、記録していく予定です。


いいなと思ったら応援しよう!