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【第7話】てるてる坊主に込めた祈り

朝、4男が起きられず、遅刻の連絡を入れました。

布団の中で丸くなったままの彼に聞くと、勉強したい教科があるとのこと。
一緒に国語と算数を解き終えると、自分で「行こうかな」と言って、学校に向かいました。


【第7話】てるてる坊主に込めた祈り


学校から帰ると、いろんな話をしてくれる4男は、土曜日に迫った運動会を楽しみにしている様子。

しかし、天気予報を見ると天気が怪しい…

少しくらいの雨ならやるそうですが、
天気の影響はどうにもできません。


運動会前日の金曜日。
家に帰ると、4男が言いました。

「お母さん、宿題終わったらてるてる坊主作っていい?」

「いいけど…」

「明日晴れてもらわないと、延期になったらお父さん見に来れないでしょ。」


そう言いながら、ティッシュを丸めて顔も描き、1つずつ大切そうにカーテンレールに吊るします。

「これだけあれば、明日は晴れるよね。」


今夜から雨予報。雨は夜中に降り出して、数時間でやむようです…。

「少しくらいの雨なら、やるんだって」と、期待と不安が入り混じる朝を迎えます。


窓の外を見る4男が、
「できるのかな?」とつぶやきます。

スマホに通知が届きました。
内容は…「運動場の状態が悪いため、延期します」

伝えると、力なく布団に戻りました。

登校時間までまだ時間があるので、少し1人にしました。


しばらくして様子を見に行くと、1人で静かに泣いています。

「ぼくのてるてる坊主、下手だから雨が降ったのかなぁ?」

「そんなことないよ。今は晴れてるよ」


その様子を見ていた娘が、4男に手渡しました。

「はい!お顔は4男が書いていいよ」


「行ってきます!」

「いってらっしゃい」


娘を玄関で見送ると、4男はパジャマのまま玄関に現れ、何も言わずに見送りました。

静かに手を振る娘の後ろ姿に、少しずつ前向きな気持ちが戻っていくようでした。


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