見出し画像

「いいですよ。」と笑いながら心では泣いていた。


かつての私は、白衣を着た「自己犠牲の塊」でした。

勤務先は、院内でも過酷さで有名な病棟。
ナースコールの音と患者や看護師の声が絶えず響き、残業時間は他の病棟と比べても雲泥の差。

そんな戦場のような場所で、私は必死に「良い人」の仮面を被り続けていました。

「ふわりさん、ごめん!これ、お願いできる?」

先輩や同僚からの頼み事。
点滴の準備をしたい、バイタル測定に行きたい、自分の受け持ち患者さんの記録も終わっていない。

心の中では悲鳴が上がっているのに、私の口は裏腹にこう答えてしまうのです。

「はいっ!もちろんです、大丈夫ですよ!」

弾むような声とは裏腹に、ずっしりと重くなる肩。
結局、そこから3時間の残業。

私に仕事を預けた本人が、定時を少し過ぎた頃に「お疲れ様〜」と軽やかに帰路につく背中を見送る時。

情けなくて、悔しくて、自分が嫌いになって……。
でも、帰り道でふと思うのです。
「それでも、誰かに頼られたことが、少しだけ嬉しかった。」

断りたいのに、断れない。
キャパオーバーだと分かっているのに、引き受けてしまう。
「必要とされている」という一瞬の麻薬のような安心感と、ボロボロになっていく自分自身。

その矛盾のループから、私はどうしても抜け出せませんでした。

もし、今のあなたが当時の私と同じように、
「自分の優しさに、自分自身が殺されそう」
になっているのなら。

そのループを断ち切るための「心の処方箋」を、これから記事にまとめていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
またお会い出来るのを楽しみにしています。

いいなと思ったら応援しよう!