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「誘われた時は嬉しいのに、当日はドタキャンしたくなる」繊細すぎる心を守る小さなルール

「来週の土曜日、空いてる?ランチ行かない?」

そう誘われた瞬間は、すごく嬉しくて「行く!楽しみ!」とすぐに返信。

当日着ていく服を考えて、その日までは仕事も頑張ろうと思えていた。

はずなのに・・・。

いざ当日、朝、目が覚めた瞬間に思うのは「……行きたくない」

なんなら、その日が近づいてくるにつれて、

「なんでOKしちゃったんだろう」
「断ればよかったな」
「今からでも断ろうかな」

って、ずっと考えたりもする。

相手のことが嫌いになったわけではない。

会えば楽しいこともわかってる。

それなのに、準備を始めるのが億劫で、体が鉛のように重くて、「相手に急用ができて中止にならないかな」なんてことまで考えてしまう。

そして、そんな風に思ってしまう自分に対して、「なんて自分勝手なんだろう」「なんて性格が悪いんだろう」と、強い罪悪感を感じる・・・。

なぜ、あんなに楽しみだった気持ちが、当日には消えてしまうのか。

今回は、この「行きたいのに、行きたくない」という複雑な心の仕組みについて、紐解いていきたいと思います。




なぜ「行きたくない」が起きるのか?

あんなに楽しみだったのに、当日になると足が止まってしまう。

その理由は、心の電池が、当日を迎える前に切れてしまっているからです。

1. 当日までに「頭の中」で何度も参加している

繊細な私達は、誘いを受けたその瞬間から、当日のシミュレーションを無意識に始めています。

「何を着ていこう」
「何時に家を出よう」
「何を話したら相手が喜ぶかな」
「もし沈黙が続いたらどうしよう」

当日までに、頭の中で何度も本番を繰り返して、相手に失礼がないように、先回りして気をつかい続けている。

だから、いざ当日になると、もう電池が残っていない状態になってしまう。


2. 自分の体力を「元気な時の自分」で計算している

誘われた時は、たまたま元気だったかもしれません。

でも、繊細な方は日々の生活の中で、周囲の音や光、人の感情など、たくさんの情報をキャッチして、人一倍疲れています。

1週間後の自分の体力を「一番元気な時の自分」で予約してしまったために、当日、現実に疲れきっている今の自分との間に大きなズレが生まれてしまいます。




「めんどくさい」は自分を守るサイン

ここで一つ、視点を変えてみたいと思います。

あなたが感じている「めんどくさい」「行きたくない」という気持ち。

これは、性格が悪いわけでも、自分勝手なわけでもありません。

それは、あなたの心が送ってくれている、今は休んで、エネルギーを貯めてという大切なサイン。

無理をして出かけて、疲れ切って笑顔も作れなくなり、あとでまた自分を責めてしまう。

そうならないように、あなたの心が「これ以上頑張ると壊れちゃうよ」とブレーキをかけて、あなたを守ろうとしてくれているのです。

「行きたくない」と思うのは、あなたが怠けているからではなく、それだけ毎日を丁寧に、一生懸命に過ごしている証拠。

まずは、そこまで頑張っている自分を認めてあげることが、罪悪感から抜け出す第一歩になります。



自分を責めないための、ちょっとした工夫


実は私自身、友達と会う約束を入れるのは、月に1回、多くても2回までと決めています。

なぜなら、それ以上予定を詰め込んでしまうと、どうしても疲れすぎてしまうから。

どれだけ好きな友達でも、会えば少なからずエネルギーを使います。

だからこそ、自分の心がパンクしない「適正な回数」をあらかじめ決めておくことにしました。

こうしてマイルールを持つようになってから、「誘われたけど、今月はもう予定があるから」と自分の中で基準ができ、無理な約束をして当日苦しむことがぐっと減りました。


「行きたくない」という気持ちをゼロにするのは難しいかもしれません。

でも、その気持ちと上手に付き合い、自分を責めないための方法はあります。

1. 返事は「一晩待ってから」にする

誘われた瞬間の「嬉しい!」という勢いだけで返事をしないようにします。

「スケジュールを確認して、明日連絡するね」と一度持ち帰り、落ち着いた状態で「その日の自分に体力が残っていそうか」を冷静にイメージしてみましょう。

2. 「もしダメでも、自分を許す」と決めておく

約束をする段階で、「当日もし本当に体が動かなかったら、正直に話して断ってもいい」と自分自身に許可を出しておきます。

「絶対に行かなければならない」というプレッシャーが、余計にあなたを疲れさせてしまうからです。

自分に逃げ道を作ってあげるだけで、当日の気持ちがふっと軽くなることがあります。

3. 「断る」ことは「自分を大切にする」こと

もし当日どうしても行けなくて断ることになっても、それは相手を嫌っているからではないですよね。

「今は休む必要がある」という自分の体調を優先しただけです。

無理をしてボロボロの状態で会うよりも、元気な時に心から楽しんで会うほうが、相手にとっても嬉しいはず。



おわりに

「誘われた時はあんなに楽しみだったのに」

そう思えるあなたは、本来とても情に厚く、相手との時間を大切にしたいと思っている優しい人です。

ただ、人一倍いろいろなことを感じ取ってしまう分、エネルギーの減りが少しだけ早いだけ。

「行きたくない」と思った朝は、自分を責める代わりに「あ、私、今週も一生懸命に頑張ったんだな」と、自分を労わってあげてください。

お気に入りの飲み物を飲んで、ゆっくり過ごす。

そんな自分だけの時間を優先しても、誰もあなたを責めたりはしませんよ。

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