「大丈夫です。」その言葉で、思考は止まっていませんか?
「大丈夫です。」
医療現場で、
最も安心する言葉かもしれない。
患者さんに対して。
スタッフ同士で。
申し送りの中で。
私たちは、
何度もこの言葉を使う。
もちろん、
「大丈夫」という言葉が悪いわけではない。
問題は、
その「大丈夫」が、
何を根拠にしたものなのかである。
今、
バイタルは安定している。
今、
会話もできている。
今、
歩くこともできている。
だから、
「大丈夫。」
本当にそうだろうか。
医療で向き合うのは、
「今」だけではない。
患者は変化する。
病態は進行する。
時間は止まらない。
だからこそ、
「今は大丈夫。」
という判断は、
「これからも大丈夫。」
を意味しない。
私は、
急変症例を振り返るたびに思う。
急変は、
「大丈夫だった患者」に起こるのではない。
「大丈夫だと思われていた患者」に起こるのである。
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