正しい関節運動を知ることの重要性 理学療法士
今回は関節可動域を構成する一つである関節運動を再考し、正しい治療やエクササイズに応用するための考え方や私見についてまとめていきます。
関節運動は学生時代は矢状面と前額面と水平面という平面で勉強することが多く、関節内の動きというよりは骨の長軸の動きの軌道にフォーカスされているものが多い印象があります。
しかし、関節内運動を考えると骨形態上の特徴から骨の捻じれや傾き、歪みがどの部位でも認められ、平面上に完全にリンクする関節は身体のどの部位にもないことが理解できます。
私自身も適切な関節可動域練習は矢状面や前額面上に操作することだと学生時代や新人時代には思っていました。
例えば、運動軸を考えると、距腿関節の場合は内果と外果を結ぶ線だと言われています。
外果は内果に対して、後方かつ下方に存在するため、斜めに運動軸が存在し、軸を中心に動かそうとする場合矢状面運動に加えて、水平面と前額面運動が加わる複合運動であることが理解できるかと思います。
つまり、足関節の矢状面運動を改善するためには、水平面や前額面上の動きが必須であることを意味していると考えます。
この考え方がどの関節の動きにも影響すると考えています。
股関節や肩関節などでは、解剖系軸回旋やpure spinなどといった関節の中心を動かすと回旋様の軌道を示すことが言われ、関節の動き自体も、もともと3次元的に動きやすいように出来ている部分もあるのではないかと思っています。
このように関節内での適切な動きを把握しなければ、狙った関節に動きを促すことが出来ないことや不適切なメカニカルストレスが加わり、疼痛に繋がることが考えられます。
そのため、骨形態と関節構造をちゃんと把握することが大前提として重要であると思います。
今までの考え方や勉強で盲点になっていることがあることは良くあるので、視野を広く、理解していくことが学習には必要であると思いました。
関節可動域測定での捉え方について以前まとめたnoteも一読していただけると嬉しいです。
ご意見ありましたらコメントしていただければと思います。
※この内容は個人の解釈がありますので参考程度にお願いします。

