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女子高生勇者エミリー(仮) ~プロローグ(前半)

 プロローグ     


「──やっとたどり着いたわ。ここがあの女のハウスね」

「……魔王に性別なんてないと思うぞ」

「……わかってるわよそんなこと。軽いジョークじゃない」

 ジェスのぶっきらぼうな言いように、エミリーは唇を尖らせた。


 エミリーとジェスの目の前には、通称魔王城と呼ばれる城がそびえ立っており、そこはかつてイムルタールと呼ばれた王国の巨大な王城だった。しかし三年前に復活した魔王に率いられた闇の軍団によって滅ぼされ、今は文字通り魔王の居城となっている。


「じゃ、いっちょ魔王を斃しに行ってきますかー!」

 エミリーが元気良く言うと、何故かジェスが疲れたように溜息を吐く。

「ま、いいけどよ……。お前ってばそんなに軽いキャラだったか……?」

「だっ、誰が軽い女よー?!」

「……もういいからちゃちゃっと進め。魔王様がお待ちかねだぞ」

「へいへい、ジェス様の仰せのままに」


 いよいよ最後の魔王城決戦だというのに緊張感の欠片も無いやり取りのあと、エミリーはいきなり広範囲殲滅型の呪文をつぶやき始める。ジェスは慌ててエミリーに声をかけた。


「お、おい! まさか魔王城ごと吹っ飛ばすつもりか?」



「それが出来たら苦労しないんだけどねー。とりあえず吹っ飛ばすのはあの城門よ」

 エミリーが視線で示したその先には、木と鉄でできたかなり頑丈そうな城門がある。


 ──と、城門がゆっくりと内側に開かれるのが見えて、ジェスは眉をしかめた。

「……入って来いということか?」

「あははっ、ばっかねー。いくら魔王様でも城門ふっ飛ばされちゃったら大変でしょ? だからあんなふうに自分たちの方から城門を開けてんのよ」

「……さよか」


 もはやツッこむ気力も失せたのか、ジェスは小さくため息をついて、ゆっくりと魔王城へと歩みを進めた。「あーん、待ってよぉ、ジェスのいけずぅー」と、エミリーが甘えたような声を上げなからそれに続く。


*ー*ー*ー*ー*


 二人が警戒しながら城門をくぐり、城内に入ると、中は魔王軍が蹂躙した生々しい爪痕がそのままになっていた。おそらくここでも激しい戦闘が繰り広げられたのであろう。


 と、突然城門が軋んだ音を立てて動き始め、二人を城内に閉じ込めてしまった。

「あーん、ジェスたん、閉じ込められちゃったよぉ。真っ暗で怖いよぉ」

「光の勇者が闇を恐れるな。いちいちひっつくな」

 ジェスが呆れながら面倒臭そうに答える。


 しばらくして、エミリーが身に纏っていた純白の光の鎧が仄かに光を生み出して闇を照らし出す。少し間をおいて、エミリーがジェスから身体を離した。


「と、まあここまでは予想通りね。そろそろ魔物たちが現れる頃かしら?」

「パターン通りに行けばそうだな」


 ジェスが言い終わると同時、目の前の石畳にいくつもの魔法陣が発生し、まるで地面から生えてくるかのように無数の魔物たちが現れる。


「まずは前菜ってところかしらね」

「ああ。でも油断はするな。行くぞ!」


 ジェスの号令と共に、二人は剣を構えて魔物たちの群れの中に飛び込んでいった。



     *     *     *


『女子高生勇者エミリー(仮)』プロローグ前半、ここにお届けします。

 この作品は、いまから約15年以上前の2011年10月ころから私がちまちまと書き綴っていた『女子高生勇者エミリー(仮)』に加筆修正を加えていない●●●作品です。(ちょこっと言葉をいぢったところはありますが、ほぼ無修正) ま、実際は虫食い状態で結構先まで書いていますが、プロローグ後半部分がまだ未完成だったりします(*ノω・*)テヘ なので書き始めはもっと前のはず。

 つい先日(今年1月💦)この書きかけの小説と雑なプロット、それよりもずっと以前に習った『「面白い物語」の構成理論』をNotebookLMに読み込ませたところ、私が描いていた物語の構造構成と今後の展開を見事に言い当てられて意気投合(?)し、さらに展開を面白くするためのアイデア出しを依頼し、さらにイラスト案も作成してもらいました。

 実際イラストを生成したのはChatGPTやPixAIですが。


 まあ本当は小説とかって『起』『承』『転』『結』パートがあれば、冒頭ではなく、クライマックスとなる『転』から書くのがセオリーっぽいですけど、完成まで待ってたら公開が数年先になりそうなので、進捗状況に合わせて少しずつ公開していきます。なので気長にお待ち下さい(*´ω`*)


《オマケ》

 ChatGPTが描いた、今回の挿絵
 (文中のものは、PixAIで作成しています)

「お、おい! まさか魔王城ごと吹っ飛ばすつもりか?」


ジェスが言い終わると同時、目の前の石畳にいくつもの魔法陣が発生し、
まるで地面から生えてくるかのように無数の魔物たちが現れる。

 どちらのイラストがお好みですか?



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#優しさと勇氣を贈る成長マガジン



ここは、
「迷いの中にいるあなたが、安心して戻ってこられる場所」
としてつくりました。


焦らなくていい。
他人ヒトと比べなくていい。
あなたのペースで、大丈夫です。

心が整えば、人生はまた動き出します。

その一歩に、静かに寄り添えたら嬉しいです。


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最後までお読みくださりありがとうございました(´ω`)

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