50代のピアスデビューは「老眼」との戦いだった。ホールが見えず耳の中でグリグリ格闘した記録
50代、人体改造シリーズ。今回は「ピアッシング」に手を出しました。
目指すはアクセサリーショップの店員さんのような、輝く耳元。 しかし、私の前に立ちはだかったのは「世間体」でも「恐怖心」でもなく、**「老眼でピアス穴がどこにあるかサッパリ見えない」**という、あまりにも泥臭い現実でした。
金属アレルギーと老眼という高い壁に激突しながら、耳元に光を取り戻すまでの、笑いと涙(と出血)の記録です。
ピアスごときで人体改造なんて大げさな、と思われるかもしれません。イラストのような何カ所にも及ぶピアスだったら人体改造と言えると思います。

しかし、たかが耳朶だけでそれに匹敵するような大工事のような心身共にダメージを受けたのです。
ファーストピアスから解放された時の悲劇
ピアッシング後6週間ファーストピアスをつけっぱなしにし、ようやくファーストピアスを外すと、、、。
すんなり外れるのではなくひっかかりながらようやく外れ、ピアスの軸には私の皮と思われるものが貼りついていました。
やばい!早かった?!幸いに出血はしていませんでした。
しかしここからが地獄です。ピアスホールが見えません。
老眼の高い壁にぶち当たったのです。
拡大鏡を見ないと装着出来ません。
そのせいかピアス装着時にホールの位置の見間違え&ホールの中でぐりぐり動かすことを繰り返してしまいました。
時には出血までしてしまう事態に陥り心が折れそうになりました。
結果として出血しなくなったのは開けてから約5ヶ月も経ってからでした。本来なら約6週間で終わるのに。長かったです。
何故にこのような苦労をしてまでピアスをしたいと思ったかというと以下のような経緯があります。
アクセサリーショップの店員に憧れる(一番のポイント)
若い頃のピアッシングは失敗に終わりました。デザイン重視の安いピアッサーを試みました。
しかし金属アレルギーなのかピアッシング後1ヶ月経ってもズキズキと痛みが続きました。我慢できなくなってピアスは外し挫折。
それ以降耳のお洒落に興味は完全になくなりました。
それから約30年が経ちました。
転機は銀婚式&50歳の誕生日祝いを買い(夫に買ってもらい(;'∀'))に出向いたアクセサリーショップでの出来事です。
長年イヤリングに興味が無かった私のお目当てはネックレス一択でした。
「新しいネックレス~♪」とワクワクしている矢先、接客して下さった店員さんのコーディネートに目が釘付けです!
ネックレスと同じモチーフのピアスがとても眩しい。
「ネックレスとピアスのコーディネート!何とも素晴らしい!」衝撃を受けました。
そして、同じモチーフのピアスが欲しくなりました。
ネックレスとイヤリング系のコーディネート、やったことがあるのは冠婚葬祭のもれなく頭痛がついてくるパールだけです。
パール以外でこんなに素敵にコーディネート出来るとは何とも羨ましいことこの上なし。
私もやってみたい!私の30年間封印していた耳元お洒落熱に火がついたのです!
ピアスリベンジを決意
耳と襟元のコーディネートは映えることに気づいてから、やってみたくて仕居ても立っても居られない。
イヤリングは痛い&落とす恐れがあるのでやはりピアスの一択です。
しかし金属アレルギーがネックなこととこの歳になってピアスデビューはどんなものかと心配。
それでもやらないで後悔するよりもやって後悔したほうがいい!
クリニック探し
もう、若い頃のような失敗はしたくない。 私は「金属アレルギーでも安心」を最優先に、徹底的に調べました。
少しお高いですが医療機関で処置してもらうのがいちばん安心だと思いました。
ファーストピアスの持ち込み可能のクリニックをダメ元で探したら幸いにもあったのです。
自宅から電車で20分ほどの市街地の形成外科で、ピアッシングに定評があるとのこと。
迷わずそのクリニックを予約しました。
ファーストピアスの用意
楽しみでもあるピアス選び。チタンが一番安全な金属素材ですが、ガラスを選びました。
もはや金属ですらないので安全は保障されます。
職場が目立つアクセサリーを着用する風潮ではありません。
安全かつ目立たないガラスピアスがベストだと思い買うことに決めました。
予約から施術まで
予約はクリニック公式サイトから。お手軽です。費用は12,000円。(持ち込みピアス代含まず)決して安くはありません。
でも、50代のピアスデビューには「安心」という保険が必要だったのです。それでも50代がピアッシングしたいんです~とクリニックの扉をノックするのは恥ずかしく勇気がいりました。
カウンセリングを受ける時もこの歳で今更?と思われているのではないか?心が消耗しそうなことばかり。
否、そんなことよりもピアスを着けたい!それでいい!
クリニックでの施術は、麻酔のおかげであっけないほどスムーズでした。
体感的に10分も無い感じです。
麻酔が冷めても大した痛みではありませんでした。
長~~~い6週間
ピアッシング後はセオリーの4~6週間のつけっぱなし待機期間です。余裕を持って6週間待つことにしましたがそれがもどかしいことこの上なかったです。
寝る時がいちばん大変。いつも横向きに寝ているのでピアスが埋もれるのが怖かったです。
仰向けに寝相を変えるのが難しかったです。
お風呂も面倒です。昔は消毒が必須でしたが今では洗って清潔にする程度です。
ただ毎日続けて清潔にすることが必須なのでお風呂ではよく洗います。
耳を洗う習慣が無かったのでしょっちゅう忘れそうになり、焦りました。
心を無にしその期間を耐え乗り越えました。
更に長~~い時間を待った上でようやく完成
冒頭のホールから時々血が出て心が折れそうな事態。
時が解決してくれたのでしょうか?
ピアスの装着に慣れてきたのとゆっくりではありますが傷が回復したのもあり5ヶ月も要しましたがホールが完成したのだと思います。
私のようなアラフィフがピアスを開けた体験談をいくつか拝見するとこれはあるあるのようで、ホールが安定するのは3~4か月でトラブルも発生しやすいとのこと。
読んで想定はしていましたが歳を取ってからだと回復が遅いのも一つの要因かなと思いました。
「16G(1.2mm)」という選択が私を救った
ホールが見えにくいこの困難を救ってくれたのがピアスの太さを「16G」という少し太めのサイズにしたことです。
これが私の救世主となりました。 もし一般的な「18G」にしていたら、ただでさえ見えにくいホールがさらに視認できず、私はイライラが爆発してピアスを投げ捨てていたことでしょう。恐るべし老眼!
最後に
遅咲きのピアスデビューは紆余曲折でしたが結果的にはやって後悔でなくよかったのでとても満足しています。出来ることなら、、、老眼鏡を片手に例のアクセサリーショップにピアスを買いに行くのを夢見ています。
長くなりましたが読んで下さってありがとうございます。
