BOSEのワイヤレスイヤホンにときめく
新しいイヤホンを買いました。
それも、自分が絶対に買わないだろうと思っていた、分離型のワイヤレスイヤホン。それも17000円という、自己最高級の価格のイヤホンを……。
BOSEの、Quiet Comfort Portable Earbuds。
現在は2代目が発売されているので、これは1世代前のモデル。
最新モデルの2代目にしようかなあ、とも一瞬だけ思ったのですが、なにしろ5桁台の値が張るイヤホンを買うこと自体が初めてなもので、いきなり4万円をポンと出すのは躊躇してしまいました。失くした時に半端なく凹みそうだし……。
有線の頃から、これまでの歴代イヤホンは、ほとんどS○NY(伏せ字になっていない)のものを使っていたのですが、毎回のごとく、買ってからちょうど2年くらいが経った頃に、唐突にウンともスンともいわなくなってしまうんですな。
保証期間を過ぎた頃に壊れるという、いわゆる「○ニータイマー」という都市伝説があります。別に○ニーさんのネガキャンをする意図はないのですが、これ、あながち間違いではないではと怪しんではいます。P○Pは5年くらい持ったけど、結局は液晶がダメになったし。
そもそも、これまでずっと3000円くらいの廉価モデルばかりを使っていたからで、たとえ○ニーさんの製品であっても、ハイエンドクラスならば長持ちするのかもしれません。
あるいは、よっぽど私の扱い方が雑なのだろうか。
どちらにしてみても、ここいらで違うメーカーに冒険してみるのも良いかと思い、梅田のヨドバシカメラへと赴きました。
JR大阪駅からも阪急大阪梅田駅からも歩道橋づたいに行ける、この「ヨドバシカメラ マルチメディア梅田」は、日本で最も売り上げの高い家電量販店。
そもそもデジタルが当たり前になっている、そんな令和の時代にはもうあまり使われなくなった、「マルチメディア」という単語を、今でも店名に拝しているところに、個人的にはエモみを感じますね。
3階のオーディオコーナーを彷徨い、5階のミニ四駆コーナーでおっさんレーサーの方々が走行テストをしているのを観察し、再びオーディオコーナーを彷徨う。
再び5階に上がって、おもちゃ売り場で最近のレゴは『ONE PIECE』関連の商品がめちゃくちゃ多いことに気づき、再びおっさんレーサーの方々が走行テストをしているのを観察し、再びオーディオコーナーを……、などという、たいへん有意義な時間を過ごした末に、BOSEのコーナーへと辿り着きました。
BOSE。
企業の名前はもちろん聞いたことがあるし、なんか音響が凄いメーカーであるという印象もある。
さだまさしさんや中島みゆきさんがお気に入りのコンサート会場として挙げている、大阪の中之島にあるフェスティバルホールには、たくさんのBOSEのスピーカーが設置されている。
まさしさんやみゆきさんのような大御所ミュージシャンの方が絶賛している会場で採用されているようなメーカーだ。それはもう、耳に着けた瞬間に、それまでの生活が一変するのではないか。
……というワクワクを胸に、気がつけばレジに向かっている私がいました。
ほとんど使っていなかったヨドバシポイントを全部つかっちまったぜ。なんか他にも割引が適用されていたのか、店頭の値札では約20000円だったのが、会計では約17000円になっていました。それでも、自分にとっては過去最高級のイヤホンお買い上げである。
余談だけど、日本で初めてバーコードを読み取る方式のポイントカードを作ったのはヨドバシカメラらしい。もっと余談をすると、現在のレジのバーコードリーダーをデザインしたのは稲川淳二さんらしい。
それはともかく、17000円もするワイヤレスイヤホンの箱を開けるの、稲川さんの怪談と同じくらいこわい。もはや箱からしてなんかオーラが違う。英語しか書いていないし。アメリカのメーカーだから当たり前だけどこわい。
いちおう事前にWikipediaでBOSE社の成り立ちについて調べてみました。マサチューセッツ工科大学の教授を勤めたアマー・G・ボーズ氏が、スピーカーの音響について独自の研究を重ねた末に立ち上げた会社なのだそうだ。
アマー・G・ボーズ先生に敬意を表して、箱をゆっくりと開けると、ガンダムのハロみたいな形状の、丸っこい青い物体が飛び出してきた。どうやらこの青い物体がイヤホンケースで、充電する時はこのケースに入れるようだ。
そして、ケースの中で左右それぞれひとつずつ眠っている本体。日本語の説明書はどうやら付属していないようなので、箱に記載されているQRコードから入れる公式サイトの説明を読むしかないらしい。
しかしながら、公式サイトを見てもよくわからず、主にYahoo!知恵袋におられる識者の方々の解説を読んで、1時間後くらいにようやく基本的な使い方を理解。
周囲の雑音を取り除くノイズコントロールという機能があるのですが、とにかくこれが凄まじい。外で着けるとよくわかる。あまりにも静かで、自分が外を歩いている気がしない。
アナウンスやサイレンの音は聞こえるし、人の話し声は多少は聞こえますが、風や物音などの雑音はいっさい聞こえない。慣れるまではちょっと不安になるレベル。
当然ながらそのぶん音がクリアに聞こえ、今まで何百回も聴いてきた曲であっても新しい印象で聴こえる。なんだこれは。誇張ではなく、ガチで生活が変わってきた。
音楽をかけなくても耳栓として有効で、このところ午前中に近所の家が改装の工事をしているのがうるさくてかなわなかったのが一気に解決。心おきなく朝寝ができる。
1世代前でここまでクオリティーが高いのなら、現行のものはどれだけ凄いのだろう。ちょっとオーディオマニアの気持ちに近づいているかもしれない。アマー・G・ボーズ氏に感謝。
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サウナはたのしい。
