dポイントが「永久不滅ポイント」に!? いや、まて、もっとヤバい「失効するポイントを期限のない金融資産に変換する仕組み」だ!
「dポイントがあと3日で失効します」
この通知を見て、慌ててコンビニへ向かったことはないだろうか。
特に欲しくもないお菓子。
特に飲みたくもないジュース。
本当は必要ないのに、
「失効するくらいなら何か買うか」
そうやってポイントを消費した経験がある人は多いと思う。
だが、ある日ふと思った。
これ、おかしくないか?
ポイントというのは、本来は「得したお金」のはずだ。
なのに期限が近づくと、人は突然、判断力を失う。
そして企業は微笑む。
なぜなら、
失効ポイントは企業にとって利益だからだ。
ポイント経済圏の正体
ポイントは通貨ではない。
企業が発行した「使える権利」だ。
だから有効期限がある。
だからルールを変えられる。
だから消えても文句は言えない。
冷静に考えると恐ろしい。
現金なら、
「来月までに使わないと消滅します」
などという話は存在しない。
しかしポイントなら成立する。
100ポイント。
1000ポイント。
5000ポイント。
人はなぜか、
「ポイントだから」
という理由で平気で失効させる。
現金なら激怒する額なのに。
失効は、静かに行われる没収である
もちろん規約上は問題ない。
企業も悪くない。
最初からそういうルールだ。
だが利用者目線で見れば、
失効とは何か。
それは、
「受け取ったはずの価値を取り上げられること」
である。
しかも厄介なのは、
人間は損失を小さく認識する。
100ポイント失効。
200ポイント失効。
500ポイント失効。
一回一回は大したことがない。
しかし10年積み重ねるとどうだろう。
気付かないうちに数万円単位で消えている。
人間は泥棒には敏感だ。
しかし期限には驚くほど鈍感なのである。
そこで現れた「ポイントの避難所」
最近知って驚いた。
マネックス証券ではdポイントで投資信託を購入できる。
ここで重要なのは、
「投資できる」
ではない。
本質はそこではない。
本質は、
失効するポイントを金融資産へ変換できる
ことである。
ポイントの状態なら期限がある。
しかし投資信託になった瞬間、
その期限は消える。
もちろん価値は上下する。
100ポイントが110円になることもあれば、
90円になることもある。
だが少なくとも、
「今日までに使わないと消滅します」
という宣告からは解放される。
これは地味に見えて革命的だ。
永久不滅ポイントではない
ここで誤解してはいけない。
これは永久不滅ポイントではない。
投資である以上、
価格変動リスクが存在する。
だから、
「100ポイントが永久に100円の価値を保証される」
わけではない。
だが、
別の見方をするとこうなる。
期限付きだったものが、
期限なしになった。
消滅予定だったものが、
生存権を獲得した。
これが重要だ。
100ポイントの価値
例えば失効間近の100ポイントがあるとする。
多くの人はこう考える。
「何か買わなきゃ」
だから本来欲しくないものを買う。
結果、
価値はゼロになる。
飲みたくないジュースを買った時点で、
そのポイントは消えたのと同じだ。
しかし投資信託へ変換したらどうだろう。
その100ポイントは、
来月も残る。
来年も残る。
10年後も残るかもしれない。
増えているかもしれない。
減っているかもしれない。
だが少なくとも、
期限切れという理由では死なない。
人は「増やす」より先に「守る」を学ぶべき
投資というと、
多くの人は増やすことばかり考える。
だが資産形成の本質は違う。
まず守ることだ。
失わないことだ。
穴の空いたバケツに水を入れても意味がない。
毎年ポイントを失効させながら、
投資で年数%を狙う。
それは例えるなら、
風呂の栓を抜いたまま節水を語るようなものだ。
心を打たれる珠玉の一文
人は大きな損には敏感だ。だが人生を削るのは、いつも「気付かない小さな損」の方である。

本当に凄いのは金額ではない
100ポイント。
たった100円だ。
しかし問題は金額ではない。
考え方である。
失効を受け入れる人と、
資産へ変換する人。
その差は100円では終わらない。
やがて習慣になる。
やがて思考になる。
やがて資産になる。
世の中には派手な投資術が山ほどある。
AI。
暗号資産。
高配当株。
レバレッジ。
だがその前に、
消えるはずだった価値を救い出す。
それは案外、
最も堅実で、
最も人間らしい資産形成なのかもしれない。
だから私は思う。
dポイント投資の本質は、
投資ではない。
「失効」という静かな死から、価値を救出する仕組みなのだ。
いいなと思ったら応援しよう!
この記事は noteマネー にピックアップされました

