建設コンサル、大手の魅力は何がある?働いて分かったメリット
1. 大手は正解なのか
建設コンサルの就活では、「とりあえず大手に行けばいい」という考え方はかなり多いと思います。自分も学生の頃はそう思っていました。
ただ、実際に働いてみると、大手には大手の良さがありつつ、人によって向き不向きがはっきり分かれると感じました。
2. 大手のメリット
大手にはいくつかのメリットがあります。ここでは実際に働いて感じた内容を整理します。
① 大きい仕事に関われる
大手の一番の強みはここです。国交省やNEXCOなど、規模の大きい案件に関わる機会が多く、扱う金額も影響範囲も大きいです。社会に与えるインパクトという意味では、やはり大手ならではの経験ができます。
中小でもこのような大型案件はありますが、一般的に大手に比べて関われる機会は少ないことが多いです。
「大きい仕事に関わりたい」という気持ちが強いなら、大手はかなり魅力的だと思います。
② 年収を一気に引き上げやすい
もう一つの特徴は年収です。大手は残業込みで年収が大きく伸びやすく、短期間で収入を引き上げることができます。30代で700〜800万に届くケースも珍しくありません。
このペースで稼いで早めに資産形成を進める、という選択も現実的です。いわゆるFIREのような考え方とも相性がいいと思います。
ただし、これは時間とのトレードになります。ここをどう考えるかが重要です。
③ 環境が整っている
大手は社内環境も整っています。解析ソフトのライセンスを複数持っていることが多く、使いたいときにすぐ使える状態になっています。
中小だとライセンス数が限られていたり、使うタイミングを調整する必要があることもあります。技術的なことをどんどん試したい人にとっては、この環境は大きなメリットです。
また、都会の一等地にオフィスビルを構えることも多く、ドラマに出てくるようなスマートでカッコいい働き方が出来ることも多いです。
④ キャリアの広がり
これは実体験ですが、大手にいたことで転職の選択肢は広がりました。資格なしの状態でも転職活動をして、複数の会社から内定をもらうことができました。
もちろん会社だけで決まるわけではありませんが、「どんな環境で何を経験したか」は確実に見られます。そういう意味で、大手での経験はキャリアの幅を広げる要素になります。
⑤ 人間関係
大手は同期の人数が多いため、気の合う人を見つけやすいです。
今でも毎年旅行に行くような関係の人もいますし、普通に飲みに行く仲の人もいます。会社を辞めた後でも人との繋がりは残るので、長い目で見るとかなり価値があります。
3. 誤解されがちなこと
① ブランドの実態
大手というと「ブランドがあるから有利」と思われがちですが、この業界はそもそもマイナーです。
例えば、日本工営やパシフィックコンサルタンツ、建設技術研究所のような大手でも、業界外の人からすると「どこそれ?」という反応になることは普通にあります。
正直、合コンなどで有利になるようなことはありません。笑
ただし、業界内では別です。学会やコンサル同士の集まりでは、会社名である程度の信頼を得やすいのは事実です。
② 福利厚生
福利厚生については、大手と中小で大きな差が無い場合が多いです。
中小でも最低限の制度は揃っていることが多く、ここだけで会社を選ぶ理由にはなりにくいと思います。
4. 大手に向いている人
・とにかく稼ぎたい人
・若いうちに年収を一気に上げたい人
・大きい仕事に関わりたい人
こういう人には、大手はかなり合っていると思います。
実際、自分も大手にいた頃はかなり忙しさはありましたが、「収入」と「経験」を一気に積めている実感はありました。時間を使ってでも前に進みたい時期には、良い選択だと思います。
5. 大手に向いていない人
・生活の時間を大事にしたい人
・仕事以外の時間を確保したい人
・転勤をしたくない人
こういった人には、少しきつく感じる可能性があります。
自分も働き方を変えた理由の一つはここで、収入よりも「時間の余裕」を優先したいと感じるようになったからです。
また、大手の総合職は転勤が伴いますので、特定の地域で長く就労したい人には不向きかと思います。
6. 結論
ここまでいくつか大手のメリットを書いてきましたが、その中でも特に重要だと感じるのは次の2つです。
・大きい仕事に関われる
・年収を一気に引き上げやすい
この2つは、中小ではなかなか得にくい大手ならではの魅力です。
一方で、これらは時間とのトレードになることが多いです。
そのため、とにかく稼ぎたいのか、大きい仕事に関わりたいのか、時間とのバランスをどう考えるのか。このあたりを踏まえて選ぶことが重要になります。
大手と中小の違いや働き方については、こちらの記事でも整理しています。
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