【灯りのカケラ:雪夜雫】三十五滴〜雪の夜、灯りだけがそこにあった〜
深々と降る白銀は
静寂を連れてくる……
どこまでも続く深雪。
足跡さえ、そっと消していく。
「前だけを向け」と、
どこからともなく聞こえた気がした。
行き先が白く染まっても、
向かい風に目を覆われても――
それでも、足元には微かな灯りがある。
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