閑話休題:低血糖発作と医療介入
しばらく前に書きなぐり、放置していた
記事を、あらためて載せてみたい。
このときの通院から、およそ3ヶ月。
本日再び、小児科を訪れている。
10/25、診察室での話である。
場所は、小児科。
担当医である現在の主治医は、
感染症のスペシャリスト。
およそ10年の付き合いとなる。
振り返ると、
血液がんに見舞われた時分、本当に親身になってくれた小児科部長、当時の病院長でもあった20年来の主治医は、すでにご退官されている。
僕は、その長年の医師との信頼関係が強すぎて、替われた当初、現在の担当医のことを信頼できなかった。年齢も僕より若く、退官なさった医師とは位置関係が真逆である。
しかし信頼関係というものは、積み重なるもの。この10年あまりの闘病生活において、確かに"主治医"、欠くことのできない医師となっていったのだ。
以前のベテラン医師がそうであったように、この担当医も、滅多なことでは検査、検査しない。入院もギリギリまで、待ってくれる。この点は賛否両論あるが、血液内科の主治医との大きな違いである。
その担当医に、打ち明けてみた。
そう、低血糖発作のことを。
もしかして、検査などに繋がるかという期待と、一抹の不安を抱えながら、返答を待つ。
すると、
「低血糖……、あるにはあるし、原因も本当に様々なんですよね……」
「頻発はしていないんだよね?」
「意識障害や昏睡は、大丈夫だった?」
「そう……。」
「それなら、自分でブドウ糖を手に入れて、
おかしいなと思ったらすぐ舐めてみるといい」
「原因は様々だから断定はできないけれど、例えば、急な飲食でインスリンが大量分泌されると、それが血糖値スパイクを作り、結果、低血糖になることがある。もしかすると、このような要因かもしれないね。」
「ただし、あまりに頻発したり、昏睡にまで至るようならもう一度、相談してほしい。」
医療介入のルビコン川は、"意識障害や昏睡"の有無ということになるようだ。
帰宅して、あらためてじっくり振り返ってみた
僕はなぜ、最近の2回(08/30と10/18)の発作を、"低血糖発作"だと"思った"のだろうか?
確かに調べれば、低血糖発作の特徴である、
強い空腹感
冷や汗・動悸
めまい
手指のふるえ
意識レベルの低下(頭のもや)
を経験してはいた。だが、なぜ低血糖発作によるのだとすぐに思い当たり、判断できたのか。
そして、ジュースを飲めば30分ほどで落ち着くはずだと"知っていた"のか。
これは医療的な介入が、過去にあったからだと推測できる。
つまり、どこかの入院中に低血糖発作を起こしていたのだろう。
そして、少なくとも看護師による介入は果たされたに違いない。
曖昧なままにしていたが、
この介入は果たして、いつ頃のことだろう?
血液がんの治療中?(21年前)
──いや、このときはTPN(中心静脈栄養)で糖分などをしっかり入れていた。
頸椎症の術後?(5年前)
──いや、このときは食事制限はなく、分泌系に負担がかかったとは思えない。
機能性イレウスによる腸捻転とストーマ造設?
(2年前)
──2ヶ月に及んだ入院。確かに、お腹が異様に張って食止めになったり、イレウス様症状で1ヶ月以上も絶食していた。しかもこのときはTPNではなく、PPN(末梢静脈栄養)のみだった。
──すると、やはり、2年前のここが怪しい。前半は血液内科病棟の個室に入り、後半は外科病棟の大部屋やICUだった。どこかで、低血糖発作を起こした可能性は否定できない。
──特に外科病棟にはコロナ禍の影響で、一部病棟閉鎖のため、ベテラン看護師が集まっていた。彼女らに学んだのかもしれない。
おそらく、血糖値測定を過去に一度だけしたというのも、ここでだった可能性が高い。
仮にここでなくとも、翌年、2024年の肺塞栓症と喀血の同時発生で、HCU→呼吸器内科病棟へと、2ヶ月近く入院したときにも、機能性イレウスは発生していた。ならば、ここであってもおかしくはない。
さて、医療介入が現時点でなされないのであれば、結局のところ、自分で対処する他はない。
その時の鍵はやはり、日常のちょっとした変化への気づきではないだろうか。
どんな時に、どんな流れで、
低血糖発作が起こるのか?
そして、それへの対症療法は何があるか?
さらには、予想される原因をあぶりだせるか?
幸い、
noteで知り合った方々の知見や支えがある。
それを杖として、もう一度、
解明へと繋げてみたい。
(つづく)
