あなたが億万長者になったなら、一体何をしたいのかしら?
賢者と愚者を見分けるのに簡単な方法がある
「それって何のために?」
と問いかければいい
人はパンのみに生きるにあらず
この言葉は新約聖書のマタイによる福音書4章4節に記されている
元々は旧約聖書の申命記8章3節にあるモーセの言葉を引用したものと言われている
…と書いていて、ふと思い出したのが、昔々のことだ
とある出版社で、フランス語による聖書の新しい解釈本を日本語版として出版することになり、ゼミの教授の紹介を受けてその下翻訳、下訳のアルバイトをしていた
その時、生まれて初めて聖書を端から端まで全部読んだ
何とまあ、何も知らない頭空っぽの無知蒙昧の極みだと痛感した
それはともかく…
億万長者はただの目標、ある意味手段でしかない
億万長者としてどうしたいのか?
湯水のように沸いて出るお金を使って何をしたいのか?
どうなりたいのか、どうありたいのか
それは意志であり明確な信義
格好良く言えば哲学だろう
「あなたはなぜ山に登るのですか?」というインタビューを受けたジョージ・マロリーはこう答えた
「そこに山があるからさ」
一見するとなんてことない言葉だけれど、その真意は、登頂が目的や目標ではなく、挑み続けていたいという彼の強い意志や信念を表している
それがどんなに困難な道のりだとしても、挑み続ける挑戦者として生きていたい、という彼の心境が垣間見える
それが必要だと信じる限り、何度やってもいい
目的は目的
目標は目標
手段は手段
履き違えてしまうと燃え尽きてしまう
過去に何度も燃え尽きて真っ白な灰になって、後には何も残らなかったから、改めてそう思う
人に備わっている意志を正しく使っていたい
