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下鴨神社 御陰祭


5月中旬、下鴨神社の「御蔭祭(みかげまつり)」へ行った。


葵祭の華やかさも好きだけれど、
私はこの御蔭祭の、
少しピリッとした空気感が昔から好きだ。



下鴨神社の近くに車を止め、
叡山電車に揺られて5〜6駅。

神さまが新しく生まれる「御蔭神社」のある終点駅(八瀬比叡山口)まで向かった。


数年振りの御陰神社は歩きやすくに舗装されていました


昔は本当に大行列で、
馬が神さまの魂を運んでいたのだろう。



けれど、御蔭神社の裏手で
待機していたのは、現代の「車」。


アプデされたばかりの御神霊



いつもながら、
そのシュールさに、ちょっとフフッとなる。

先頭の歩いている人たちに
「なんとなくついて行ってみよう」と歩き出したら、
これが全ての始まりだった。




車から降りて、赤の宮へ向かう一行



気づけば私は、下鴨神社まで
ひたすら歩く羽目になっていた。

でも、怪我の功名というか、
歩いたからこそ見えた景色があった。


「ああ、昔の人も、この道を神さまと一緒に歩いていたんだな」という深い感慨。


途中で立ち寄った
「赤の宮(赤山禅院)」では、赤い顔のお面をつけた、猿のような姿の舞が神さまに奉納されていた。


新緑の中で行われるその舞を特等席で見せてもらい、胸がじっと熱くなる。


そして、私はいつも思う。

こういう大きな神事のとき、
本当に空気が変わる。

神さまが山から降りてきた。

そう感じる瞬間がある。

あれだけ賑やかだった
鳥の鳴き声が、
ピタッと止むのだ。


鳥たちが一斉にいなくなり、
空の色まで変わって、
世界が完全な「静寂」に包まれるのだ。


賀茂御祖神社 糺の森
切芝神事
御神霊を背負った神馬🐎



数年前まで一般の人も無料で切芝神事を目の前で
見させていただけましたが、
現在は有料席のみの閲覧に代わっていました。


御神殿に向かう一行
新たな神のアップデートをワクワクして待ってます



神事後、いつもなら参拝させていただけましたが
この度は閉門時間とのことで参拝は叶いませんでした。




この数日後に行われる葵祭のご一行が
歩く姿を、加茂川越しに眺めたことがあります。


それは「雅」という言葉だけでは言い表せない
タイムスリップしたような
時間の流れが止まったような
感覚があったのを覚えています。


余談ですが、斎王大に支える童女の子供は、
その支度に1000万を要するそうです。

稽古に付き添うお母様もまた
毎回着物を着替えなければならないらしく
選ばれるのは名誉なことだけど大変だと、
糺の森で待っていた時にお隣の女性から伺いました。


「安室奈美恵ちゃん、以前にこの糺の森を売ったところのマンションに引っ越してきたみたいよ」
なんて次々と面白い話を聞かせてもらった記憶があります。



糺の森 馬場の道
馬のトラックみーーっけ



 1万5000歩も行っていないはずなのに、
あの独特の張り詰めた空気の中、
そしてあの暑さの山中、


当時の衣装を着て歩き続ける
行列の人たちの体力を思うと、
本当に頭が下がる思いだった。


朝9時前に家を出て、帰宅したのは夜の7時。
運転以外はほぼ立ちっぱなし、
予期せぬ聖なる山道を歩き切った私の身体は、
思った以上に限界を迎えていたらしい。



家について一息ついた瞬間、
足にあの「あ、ヤバい。攣る」という
独特の予兆が走った。


阻止しようとグッと力を入れた瞬間、
ふくらはぎを通り越して、
足の側面、そして足の甲という
「まさかの3箇所同時多発ロック」
がかかってしまった。


力加減が全く効かない。

伸ばそうにもどこを伸ばせばいいのか分からない。あまりの激痛とパニックに、
ソファの上でもだえ苦しみながら、
ついにシクシク笑い泣き出してしまった。


すると、それを見た娘が一言。

「あ!ふくらはぎ、めっちゃ変な形になってるやん!!(爆笑)」


神さまの“アップデート”を浴びた結果、
私の身体まで、
なにか別方向の再起動が
かかってしまったらしい。

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