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夕刻の書き散らし【2024年11月21日】

日々、赤子の成長が目覚ましい。
つい昨日までねんねだと思ったら、あっという間にハイハイした。
今では「とっくの昔にできましたけど?」とでも言わんばかりの自慢げな表情で、掴まり立ちのまま屈伸運動を見せつけてきたりする。
おそらく歩き始めるのも時間の問題だろう。

身体面の発達だけでなく、精神面の発達も著しい。
最近は特に好き嫌いがはっきりしてきた。とりわけ「嫌だ」の伝え方が激しくなっている。
眉間に皺を寄せて、ぶーっぶーっと床がベチョベチョになるまで唾を飛ばすのが最近の赤子のお気に入り。
おまけに本人の意に介さない触れ方をしようものなら、手をぶんぶんと振り回して私の手を叩く。
「私、不満なんですけどー!?」と全身で不満を表現する様子はさながら小さな怪獣のようだ。

そんな小さな怪獣、今は私の目の前でテレビ台の上にある小物を手当たり次第に触っている。
口に入る大きさのものはないので私は様子見中。
次から次へと引っ張り出してはじっと眺めてみたり、カチカチと叩き合わせてみたり。遊びながら自分の世界を広げていっている。
きっと今この子は目に映るもの、手に触れるものすべてが新鮮で楽しく美しいものに見えているのだろうな。ワクワクの真っ只中にいるのだろうな。
そう考えると、そんな気持ちを忘れて久しい私にはちょっと羨ましいなと思えてくる。
よく遊び、よく学べ。
……なんてことを、かつて私の父や母も考えたのだろうか。
小さな背中にそんなことを考えるまだまだ新米の母である。

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