邦楽ロック好きが魅了された、SixTONESの音楽とパフォーマンス
3年前に「SixTONES」の沼に堕ちた。
10代を邦楽ロック界隈で育った私にとっては大事件である。
ですがあえて言わせていただきます。
邦楽ロックやフェス好きの皆さんにこそ、SixTONESの曲、そしてパフォーマンスの良さが伝わると思っております!!!
もはやアイドルの定義も曖昧になってきた今、
なぜチョー老舗級事務所のアイドルに魅了されてしまったのか。
それは彼らが音楽を愛するアイドルだったから。
そのあたりをSixTONESの読み方が曖昧ですよ、という方にもご認識いただきたく。
ファン歴の浅い私が、邦楽ロックとの共通点寄りでご紹介します。
ロックファンにも馴染みのあるアーティストの提供曲
まずは簡単にSixTONESのご紹介を。
読み方は「ストーンズ」です。
「シックストーンズかと思った」はもはや避けては通れぬ道。
キラキラ爽やか系というよりは、オラオラワイルド系お兄さん6人組。
デビュー曲はX JAPANのYOSHIKIさん提供の「Imitation Rain」で、デビュー時から音楽を強みにしたグループとして売り出されたのだと思います。
ポップな曲からボカロ曲、ロックチューンと、音楽の幅も広いのが彼らの魅力のひとつです。
好きになったきっかけなんて、だいたいタイミングの合致だと思うんですけど、私の場合は多分、策略にハマったと思っています。
そのタイミングは、King Gnuが楽曲を提供したから。
白日も爆発的にヒットし、バンド新時代到来ぐらいのインパクトのあるKing Gnuがアイドルに曲を提供するんですか?!
となれば、それはもう聴くしかないじゃんよ。ってところが始まりでした。
さすがKing Gnu。やっぱり楽曲がいい!
ちょっと正直、楽曲負けしちゃってる部分はあるなというのがはじめの感想だったんですけど、
「終わらない夢の狭間を〜」からの京本くんと田中さんの曲運びに心鷲掴みにされてしまいました。
おっとちなみに私は田中さんよりの箱推しです。(今??)
その後の楽曲提供アーティストはこんな感じ。
- FIVE NEW OLD
- 平井大
- アイナ・ジ・エンド
- Kroi
- マキシマムザ亮君(マキシマムザホルモン)
- 湘南乃風
- Colin Brittain(LINKIN PARK)
ちょっと幅ありすぎですよね。
湘南乃風については解釈一致って感じだけど、FIVE NEW OLDとマキシマムザホルモンとか、温度差で風邪ひく。
平井大とアイナ・ジ・エンドについてはソロ曲なので一旦抜いたとしても、他の6組だけでフェス曲構成したっていいレベルのメンツじゃないですか?
体で感じたいと思える音楽だった
そもそも、邦楽ロックを聴いてライブやフェスに魅了された私からすると、今の時代はちょっと置いてけぼり感を感じているのです。
SNSの進化と共にダンスの時代がやってきました。
オーディション番組からは歌もダンスもうまいスーパーマンがバンバン出てきている。
韓国グループは日本以上にストイックで、洗練されている。
ダンスが分からない私にも、揃った動きやとても真似できそうにない動きに目を奪われることも多々あります。
でも私の中の音楽の魅力はライブやフェスで聴く「音楽」そのもの。
みんなタオルを巻き、汗だくになりながら拳をあげ、自分の感情を解放できる。
ここが思い思いに楽しむのに、そこになぜか一体感が生まれる空間というところ。
アーティストの音楽を体で感じたい。
そこはロックファンにとって揺るがない願望だと思うんです。
そういう意味でこの人たちの音楽を生で聴いてみたいな、と思えたのがSixTONESでした。
「6人で歌うこと」を大事にしている
彼らはヘッドセットではなく、ハンドマイクを持ちます。
それは、彼らが歌うことを重視しているという証拠。
SixTONESには歌唱力のあるジェシーくんと京本くんという2人がいます。
グループがでやっていくとなった時、その2人を活かして、「歌を歌うこと」を強みにしていくべきだと決めたんじゃないか。
しかもそれは2人の歌唱力「だけ」ではなく、「6人で歌うこと」にこだわり、挑戦することにしたんじゃないかと推察しています。
はじめの頃こそ、ジェシー京本ペアが曲の安定感を保っているなと思うことが多かったんですが、流れが変わったのは「こっから」という曲。
実はこの6人、声も趣味も個性がバラッバラなんですよね。
だけど、この曲ではそれぞれの強みを全面に出しながら、個性を「融合」させていた。
6人でラップリレーを繋ぐこの曲がバズったのは、ドラマやキャッチーさだけじゃなく、
個性の違う6人が融合されたことで出た疾走感やグルーヴ感にもあったと思います。
歌が上手いっていうのは音が取れていることはもちろん大事だと思うんだけど、自分の個性をどこまで解像度高く表現できるかも重要だと思う。
クリープハイプの尾崎さんは「なんか受け付けない声」を武器としている。
きれいに歌うだけが歌じゃないということを、私は邦楽ロックで感じる瞬間に多々出会ってきた。
今のSixTONESは、6人が全員その個性を深く理解していて、そういう意味での歌唱力や表現力が抜群に上がったと思うことが多い。
だからKroiとホルモンの対極にいるような曲も歌いこなせるし、
はじめは曲に操られているなという印象だったKing Gnuの「マスカラ」だって、今ではきちんと自分たちのものとして昇華させている。
SixTONESを理解した愛のある「恋のバタリアン」
またね、提供する側の人たちが彼らをよく理解してくれているなとも思うんですよ。
最新アルバム「GOLD」に収録されたKroiとホルモンについては、6人で歌って魅せられる曲提供だなとめちゃくちゃ感じます。
特に、マキシマムザ亮君てすごい人だなと思いました。
「恋のバタリアン」はサビがめちゃくちゃポップなところはアイドルみを感じるし、でも自分たちの色をふんだんに詰め込む。
個人的には、すずめの戸締りの草太さんの声優だった松村北斗くんを意識して、「皆の者!」とか「見せ申そう!」とか言わせたんじゃないかとかまで思ってる。
そのくらいSixTONESのことも理解して渡された曲だと思うし、
今までどこでも提供してこなかったのに、代名詞「恋の」をつけて曲を提供してくれる。
その意味や愛情をSixTONESは真摯に受け取って、今できる全力を全て注ぎ込んでできている曲だと、私は感じています。
まあもちろん、賛否はすごくわかれているんですけどね。
私はメガラバがフェスで流れてたら「ウヒョー!」と騒ぎに行く程度の人間なので、ホルモンを語ることはできないんですけども。
でも邦楽ロックファンとしての感想は、ウヒョー!という良さを残しつつ、SixTONESなりのアイドルみが散りばめられた曲。
めっちゃ高度なことやってる、新しいアイドルソングって言ってもいいんじゃないかってくらいのクオリティだと思います。
ごちゃごちゃ言ったけど、邦楽ロックファン的には、どこにも提供してなかったアーティストの曲聴きたくなっちゃうでしょう!?
だからこそ、一度まったく別次元のマキシマムザホルモン曲をご堪能いただきたい!!
残念ながらCDしかないので、なんとか聴く手段にこぎつけて欲しいっ!
「アイドル」の軸をブラさない。だからかっこいい
今の時代は音楽もジャンルレスというか、「良いものは良い」という柔軟な考えの人が多くなったな、良い時代だなと感じることが多いです。
だからこそあえていうと、やっぱり彼らは「アイドル」です。
アイドルをする上で、「ロック」というジャンルを選んでいるような気がします。
彼らは歌詞を書くことも、曲を作ることもしません。
彼らはパフォーマーです。
そこを自覚し、役割を分けているからこそ、自分たちにしかできないパフォーマンスに全力を尽くす。
彼らの中のアイドル像をしっかり持ったグループだと感じています。
大体さ、アイドルの基礎は叩き込まれてきてるんだなってのが出てるんですよ。
かっこいい自分が求められてることも理解してるし、どうやったらカッコよく見えるのかも考えている。
人を楽しませることを考える技術は日々現場で学んできてるんですよ。
特に彼らはそこら辺のサプライズ感とかおちゃめ感がすごい。
ライブの最後を「こっから」で締めたり(もう終わるのに「こっから」なんだよ笑)
擬音系タイトル縛りの曲を繋げてみたり。
しれっと色んなところで匂わせながら新曲発表したり、楽しいことを考えることが得意なチーム。
その根底はやっぱり「音楽が好き」という気持ちにあるんだと思います。
「音楽」を愛する人たちに届くような曲を、6人でしか出せない色に染め上げていく。
彼らを好きだと思えたのは、大きな枠での共通点が合致した結果だったんだなと、改めて感じました。
そういう流れをちゃんと作れていたんだとしたらマジですごいな。
ペンライトもこぶしも突き上げられる世界へ
2024年はフェスもいくつか出て、私の青春CDJ最終日にも出演していた。
それはあくまでもアイドルとしてロックフェスにお邪魔した形かもしれない。
それでもここまで培ってきたパフォーマンス力と新しい武器を携えて、
新しい畑に低姿勢で「お邪魔させてもらって・・・」と言いながら殴り込んできた。
どんな印象を持ってもらえたんだろう?
ファンとしては、音楽が好きな同士だぜ!って気持ちが少しでも伝わっててほしいなという気持ちです。
ここ2年のライブでは生バンドを携えたライブが続いています。
これがずっと続いてほしい。
生の音を、生の声を届けることを大切にする。
そのマインドこそが私がライブやフェスに魅了された気持ちと合致するんじゃないかと思います。
だからこれからもバランスよく、ライブとフェスで棲み分けて、
キラッキラアイドルの6人も、拳をあげたりヘドバンしたりする世界での6人も愛され、楽しくみんなで騒げる未来があったら嬉しいなと思います。
・・・しかしほんとに早くサブスク解禁されないかな。
ロックの世界と仲良くしようと思ったら、再生回数で勝負していってもいいんじゃないか・・・?
解禁された暁にはロックファンにも楽しめる曲、ちゃんと集めるのにな!!
まずは24年のCDJで披露したプレイリストをYou Tubeでお試しください!!
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