ホワイトハット情報|モロッコのセウタ侵攻を支えたフランス製スパイ衛星――スペイン軍は宇宙から監視されていた
割引あり
モロッコは、セウタへの大規模侵攻を宇宙空間から監視できる、極めて有利な立場にあった。
数万人がモロッコ側の海岸に集結し、スペイン領セウタへの侵入を開始したまさにその時間、モロッコ軍が運用する2基の軍事偵察衛星が、ジブラルタル海峡上空を通過していたのである。
その衛星は、フランスとの共同計画によって秘密裏に開発されたものだった。
モロッコ側の衛星は、危機の前後に少なくとも11回もセウタとメリリャ周辺を通過していた。
一方、スペインの観測衛星が現場上空を通過したのは、わずか1回だった。
セウタ侵攻を監視した2基の軍事衛星
モロッコ政府は、セウタに対する大規模侵攻の進行状況と、それを阻止しようとするスペイン治安部隊の対応を監視できる、特別な「窓」を持っていた。
事件の重要な時間帯に、モロッコ政府はジブラルタル海峡上空で、2基の軍事偵察衛星を運用していた。
その衛星が、
「Mohamed VI-A(モハメド6世A)」
「Mohamed VI-B(モハメド6世B)」
である。
この2基の衛星は、2013年からフランスとの共同計画によって、秘密裏に開発された。
衛星に搭載された光学システムは、地上で起きていることを非常に詳細に撮影できる。
たとえば、軍部隊の配置や移動、車両の展開状況なども確認することが可能だという。
2基の衛星は、危機の前後に、セウタとメリリャの影響区域上空を少なくとも11回通過していた。
さらに、最初の衛星であるMohamed VI-Aは、数万人のモロッコ人がカスティジェホスの海岸に集結し、セウタ自治都市への侵入を開始しようとしていたまさにその時間、セウタのほぼ真上を通過していた。
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