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シャクトリムシとはいうけれど…

子供と虫や生き物を観察したり、名前の由来が気になったり。

そんなことが度々あります。

そんななかでふと気づいたのが、シャクトリムシ。

シャクトリムシ。尺取り虫。

その動きが独特で、『尺を取る』ようだから。

そう、尺を取るというのは、長さを測るということ。

一尺は約30.3センチメートル。

ん?ちょっと待てよ。

一尺とはいえ、私の手、平均より小さい手だと思うけれど、しかしどんなに広げても30センチには届かない。

はて、『尺を取る』ような動きを尺取り虫がするからとはいえ、
なんだか手を使って尺を取るのが、実用性と合致せずなんだか腑に落ちない。

本当のところ、『尺を取る』ということはどうい
うことなのだろう?

もう少し調べると見えてきた。

現在は一尺が約30.3センチメートルと統一されているが、
かつて、一尺を測る際には、
手を広げたときの

『親指の先から人差し指の先までの長さの2倍』

とされていたという。

これは、カラダのサイズを元に定められた『尺貫法』に基づくそう。

なるほど、すると一尺を測るためには、手を広げて始点となる親指先端から小指先端までを測り、さらに小指のあった場所へ親指を移動させ、再び手を広げると小指の到達した場所を終点とする。すると始点から終点までが一尺となる。

確かにこの計測動作が、尺取り虫の歩行動作と非常に似ている。

この順番での理解によって、『実際の尺の長さ』と『その計測動作』と『尺取り虫の挙動』が一直線上に繋がった。

本当にスッキリした。

子供とのたわいないやりとり、そのなかから気付かされることがままあります。

今回も学びとなりました。


おしまい。

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