FIFA独自の“星のルール”とは?エジプト代表のW杯ユニフォームから「7つ星が消えた」理由
15日のベルギー戦でワールドカップ2026の初戦を迎えたエジプト代表。
エマム・アシュールのゴールで先制するも、後半のオウンゴールにより試合は1-1の引き分けに終わりました。

この試合でエジプトが着たユニフォームですが、エンブレム上の星が消えていたことに気づいた人もいたのではないでしょうか。
今大会に向けたのエジプトのユニフォームには、エンブレム上に7つの星が付いています。

この星は、アフリカ大陸王者を決める「アフリカネイションズカップ」の優勝7回(1957、1959、1986、1998、2006、2008、2010)を示したもの。ちなみに7回は同大会の最多優勝回数です。
代表チームにとっては栄光の証であるこの星ですが、ワールドカップではきれいに消えてしまいました。

その理由は、FIFAがワールドカップにおいては「ユニフォームの星はワールドカップの優勝回数」と定めているからで、他の大会の優勝を示す星は認められません。
そのため、W杯優勝経験のないエジプトは今大会のユニフォームに星を付けることができないのです。
もっとも、削除の件はエジプト側も事前に確認済み。海外の報道では数か月前にFIFAから通達があったようで、エジプトとPumaはW杯に向けて準備していたとのこと。
決して直前の変更決定ではありません。
そもそも、FIFAの星の数に対する厳しさはエジプト側も想定内だったはず。実は7つ星の削除は、28年ぶりの出場となった2018年ロシア大会ですでに経験済みでした。
ところで、星の数に関して例外が認められているチームが一つだけあります。

ウルグアイです。W杯優勝は2回(1930、1950)ですが、エンブレム上に4つ星が許可されています。これは「オリンピック」での優勝回数(1924、1928)を足したもの。2+2という感じですね。
1930年のW杯創設以前に開催された1924年と1928年の五輪優勝については、その価値はW杯優勝と同等であるというのがFIFAの公式見解。そのためウルグアイは特例として、五輪の優勝もカウントできるわけです。
1924年(パリ五輪)より前にもサッカーは競技に含まれていましたが、その時代はFIFAの非関与や、基本的にアマチュアの大会だったこともあり、W杯と同等とは考えられていません。
W杯優勝の証となるエンブレムの星。日本代表のユニフォームにそれが付く日を楽しみに待ちたいところです。
