夜鳴き蕎麦屋のお菊さん(22)第1594幕
【中学生編】
第22話 『呪いの代償』(最終話)

桜婆に挨拶をした花、お菊のもとに戻って行った。
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花(心の声):
お姉ちゃん、ただいま。
しばらくぶりだねえ。
どう、私変わったでしょ。
私、幽霊の花・・・私って、綺麗? 🤣
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お菊(心の中に呟く):
久しぶりね。
うん、綺麗だけど。
だって、私と同じ顔じゃない。(当然だという顔つきで話す)🤭
もう、帰って来ないんじゃないかと、心配してたのよ。
実は、私の方が心細かったんだけど・・・😢
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花(心の声):
お姉ちゃん、私ね。
ひいばあちゃんの桜婆と、じいちゃんの先祖のゴン爺に修行をつけてもらって、夢見の巫女になれたんだよ。
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お菊(心の中に呟く):
何その、夢見の巫女って?
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花(心の声):
夢見の巫女ってね、夢の中で未来や過去の出来事を見ること(予知)ができる巫女さんなんだよ。
実は、ひいばあちゃんの桜婆が、夢見の巫女で、私の中にある能力の封印を解いてくれたから、
私も、夢見の巫女になれたんだよ。
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お菊(心の中に呟く):
へ〜っ。
なんかすごいね。
漫画みたい・・・🤭
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花(心の声):
それでね。
お姉ちゃんのスパイクが捨てられた日の状況を夢で見たの。
犯人がわかったんだよ。
誰だと思う?
陸上競技大会の選手を決めるタイムトライアルの日、お姉ちゃんが400m走の選手になって、負けた大野先輩が100m走の選手になったでしょ。
その時、100m走の選手を争って敗れた、溝口先輩だったの。
お姉ちゃんのロッカーから、スパイクを盗んでゴミ箱に捨ててた。
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お菊(心の中に呟く):
何か、そうなんじゃないかとは思ってたのよ。
あの後から、溝口先輩の私への態度がキツくなったから。
そういえば、花ちゃんが留守にしてる時から、なんか背中や肩が重いっていうか?
ドヨ〜ンとするというか?
気分が重いのよ。
頭痛もするし。
誰かに呪われているみたいに・・・😱
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花(心の声):
あっ、それ。生き霊だわ。
溝口先輩の生き霊だと思う。
桜婆は、呪ったら、自分に戻ってくるって言ってたけど。
その生き霊だけでも、バリアして防ぎたいわよね。
ああ、そうだ。
ゴン爺に、なんでも効く呪文を習ったんだ。
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花は、指で特殊な印を結びながら、呪文を唱え始めた。
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『オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニ ハンドマ ジンバラハラバリタヤ ウン』
『オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニ ハンドマ ジンバラハラバリタヤ ウン』
『オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニ ハンドマ ジンバラハラバリタヤ ウン』
エエイ エエイ エエイ 滅! 悪霊退散!
結界〜完成っと。
これで、もう大丈夫だと思うよ。
お姉ちゃん、どう?
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お菊:
あれ、なんか急に背中や肩の重さが軽くなったみたい。
不思議ね。
花ちゃん、ありがとう。
結界張ってくれて。
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数日後、お菊は学校で溝口先輩が転校したことを知る。
なんでも、溝口先輩の父親は、貿易会社の社長だったが、折からの不景気(リーマンショック)により、
急速に会社の経営が悪化し、倒産してしまったとのこと。
溝口先輩一家は、祖父の田舎に引っ越したとのことであった。
⸻
お菊(心の中に呟く):
花ちゃん、聞いた?
溝口先輩の話。
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花(心の声):
聞いたわよ。
怖いわね。
桜婆が言ってたのよ。
「どんな相手だろうと、呪ってはいけないよ。
他人に行ったことは、必ず自分の身に帰ってくるんだよ。
良くも悪くもね。
それを、因果応報と言うんだ。
多分、いじめをした先輩、自らの呪いが返されて、自滅する道を選ぶだろうよ。
悲しい話だけどね・・・」 って。
怖いわねえ。
本当になっちゃうんだから。
くわばら くわばら ! 😱
・・・・・
完 !
・・・・・
【あとがき】
『夜鳴き蕎麦屋のお菊さん』をお読み頂きまして、有難う御座いました。
お菊・花の成長の様子は、いかがだったでしょうか?
お楽しみいただけましたら、幸いです。
尚、続編として、初恋・恋愛・結婚・出産までのお菊と花のお話は、『向日葵の咲く頃に』と表題を変え、新たなお話・ラブストーリーとして生まれ変わります。
続編も、引き続きお引き立ていただければ幸いです。
楽しみにお待ちください。
