業務効率化のためにAIエージェントを導入したら、なぜか睡眠時間が消えた件
最初はただただ効率化したかった…それだけなんです。
毎日やりたいことが山ほどあるのに、手が2本しかない。
ブログ書きたい、SNS投稿したい、LP作りたい、本も書きたい。
でも1日は24時間しかない。
当たり前のことなんだけど、この「当たり前」がずっと苦しかった。
だからAIエージェントに手を出した。
AntigravityにCursor、そしてClaude Code
聞いたことある人もいるかもしれない。
コードも書ける、文章も書ける、設計もしてくれる。
「これ使えば、今まで3時間かかってた作業が30分で終わるんじゃね?」って、そう思った。
実際、終わった。
マジで終わった。
ブログ記事の下書きなんて、構成込みで30分もかからない。
Threadsの投稿文? 5分。
LPのコピーライティング? 1時間あれば骨格ができる。
書籍の章立てと本文の叩き? 1日で数万文字出てくる。
Webアプリのプロトタイプ? 半日。
...ここまで読んで「最高やん」って思ったでしょ。
私もそう思ってた。最初の3日くらいは。
問題はここからなんです。
今まで「やりたいけど時間がない」で棚上げしてたアイデア。
あれもこれも、全部作れるようになってしまった。
今まではアイデアが浮かんでも「まあ、いつかね」で済んでたのに、もう「いつか」が「今」になってしまった。
脳内のアイデアメモ帳が、ToDoリストに変わった瞬間。
あのLPの構成、ずっと温めてたやつ。作れる。
あの電子書籍の企画、もう書ける。
あのアプリのアイデア、プロトタイプ作れちゃう。
あの分析ダッシュボード、今夜中に組める。
...で、全部やろうとした。
当然、トークンが足りなくなる。
AIエージェントって無限に動くわけじゃなくて、使えば使うほどトークンを消費する。
最初のプランじゃ全然足りない。2時間で上限に達する。
「もっと使いたい」
この欲求が抑えられなくなった。
気づいたらClaude Maxプランに課金してた。しかもx20。
月額だけで見たら、飲み会3回分が毎月飛んでいく計算。
冷静に考えたらおかしい。完全に廃課金。
でも、ここからがさらにおかしくなるんです。
x20プランに入ったということは、使わないと損。
1分1秒でも遊ばせてたら、その分お金が溶けてる。
少なくとも、脳がそう認識し始める。
「今Claudeが空いてる。何か作らせないと」
この思考が常に頭の中にある。もはやAIを使ってるんじゃなくて、AIに使われてる。
今の私の1日を正直に書く。
朝4時に目が覚める。目覚ましじゃない。勝手に起きる。
ひどいときは2時。
目が覚めたらまずベッドの中でMacBookを開く。
タブレットアームにiPadつけて、YouTubeでAI系の最新情報を流し見しながら。
で、「お、これ面白そう」ってなったら最後。
音声入力でClaudeに指示出して、ベッドの中からバイブコーディングが始まる。
新しい情報を仕入れたら試さずにいられない。
そこから朝食までの2〜3時間、がっつり何かを作る。
LPの構成を組んだり、アプリのコードを書かせたり、リサーチさせたり。
この「朝食前の時間」が一番捗る。静かだし、誰にも邪魔されないし。
で、日中はクライアントワーク。...のはずなんだけど。
ターミナルを複数起動して、クライアントワークの裏で別のプロジェクトをClaudeに回してる。
1つのターミナルでLPのコーディング、もう1つで書籍の執筆、もう1つでSNS投稿の生成。
並列処理。人間がやる並列処理。
それぞれの進捗を確認して、次の指示を出して、エラーが出たら修正して...脳がフル回転。
ランチ? 食べてない。
正確に言うと、食べる暇がない。
「あと10分でこのセクション仕上がるから...」って思ってたら1時間経ってて、「もうすぐ夕方やんけ」ってなる。
結局、朝食から夕食まで、パソコンの前に齧り付いてる。
夕食は自分で作る。キッチンドランカーしながら。
ビール片手に野菜切ってる時間が、唯一PCから離れる瞬間かもしれない。
で、食べ終わったらもう電池切れ。バタンキュー。
まあ朝2時から動いてりゃ当然か。
で、また朝4時に目が覚める。ひどい日は2時。
体験ベースで正直に書くと、先週の平均睡眠時間は3〜4時間だったと思う。
でも不思議なことに、辛くないんです。これが一番怖い。
ターミナルが4つ5つ並んでて、それぞれのAIが別々のタスクをこなしてて、その全部を自分が管理してる。
あの感覚。
脳がバッキバキに冴えてる。眠気なんか来ない。
アドレナリンなのかドーパミンなのかわからないけど、とにかく「今、私の脳のスペック全部使ってる」っていう、あの充実感。
ゲームのボス戦に近い。全神経を集中させてる感じ。
今朝も2時に目が覚めて、「あ、この切り口でNote記事書けるな」って思いついて、そのまま構成を練り始めて、気づいたらこの記事を書いてる。
今、朝の4時です。おはようございます。
冷静に振り返ると、こういうことだと思う。
AIエージェントは「時間を生み出すツール」だと思ってた。実際には違った。AIエージェントは「アイデアを具現化するツール」だった。
今まで見えなかった「やれること」が全部見えるようになった。
見えちゃったら、やりたくなる。
やれちゃうから、やってしまう。
やればやるほど、新しいアイデアが湧いてくる。
無限ループ。
効率化って、本来は「空いた時間で休む」ためにするものなんだと思う。
でも私みたいなタイプの人間は、空いた時間ができたら「もっとやれる」って思ってしまう。
AIは私の作業速度を10倍にしてくれたけど、同時にやりたいことも10倍に増やしてくれた。
プラマイゼロ。いや、睡眠時間が減った分、マイナスかもしれない。
これ、たぶん同じ状態の人いると思うんです。
AIツール使い始めて、最初は「すげー!」ってなって、どんどん課金して、気づいたら睡眠時間が溶けてる人。
効率化の沼にハマって、逆に非効率な生活を送ってる人。
もしあなたがそうなら、一つだけ言いたい。
...私もです。
解決策? ないです。
少なくとも今の私には。
だって楽しいんだもん。
アイデアが形になる快感を知ってしまったら、もう戻れない。
ただ、さすがに体壊したら元も子もないから、せめて「朝4時までは寝る」ルールを作ろうと思ってる。
...と、これを書いてる今の時刻が朝4時な時点で、すでに破ってるんだけど。
まあ、明日から。明日からやる。
たぶん。
