天使は降ってわいてくる:Vol.3 天使は降ってわいてくる
俺は、高校二年生になった。彼女が突然いなくなってから、俺はふとあの時の公園に足を向けるときがあった。一番最初に待ち合わせたときの、あの焼きたてのパン屋さんはもう店じまいしていた。何ともやりきれない気持ちで、公園のあの場所に座っていた。
「生きていたら、きっと逢えるよね。」
俺は心の中でこう言い聞かせては、涙を流していた。ああ、なんて俺は哀れな星の下に生まれてきたんだろう。俺はこう悔やんだこともあった。
そして、ようやく笑えるようになった頃、俺は高校二年生になった。
一年間通い続けた通学路。これを抜けて電車に乗ろうと、ホームでぼんやりと待っていた。そこを、背後から聞き覚えのある声が聞こえた。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?

