罠となる(申命記 7:12-16) 2026.8.15


み言葉

12 あなたたちがこれらの法に聞き従い、それを忠実に守るならば、あなたの神、主は先祖に誓われた契約を守り、慈しみを注いで、
13 あなたを愛し、祝福し、数を増やしてくださる。主は、あなたに与えると先祖に誓われた土地で、あなたの身から生まれる子と、土地の実り、すなわち穀物、新しいぶどう酒、オリーブ油など、それに牛の子や羊の子を祝福してくださる。
14 あなたはすべての民の中で最も祝福される。あなたのうちには子のない男も女もなく、あなたの家畜にも子のないものはない。
15 主はあらゆる病気からあなたを守り、あなたの知っているエジプトのあらゆる重い病気にかからせず、あなたを憎むすべての者にこれを下す。
16 あなたの神、主があなたに渡される諸国の民をことごとく滅ぼし、彼らに憐れみをかけてはならない。彼らの神に仕えてはならない。それはあなたを捕らえる罠となる。

み言葉の要約

モーセは、イスラエルの民が神様の法を忠実に守るなら、神様が慈しみを注いでくださると語ります。生まれる子や土地の実りを祝福し、あらゆる病気から守ってくださると伝えます。また、カナンの民の神々に仕えることが罠とならないよう、彼らに憐れみをかけず、ことごとく滅ぼすようにと命じています。

解説

契約と慈しみ(12-13節)

神様は、イスラエルがカナンの地に入って神様の法を忠実に守るなら、先祖に誓われた契約のとおりに慈しみを注いでくださると約束されます。私たちがみ言葉に従うことは、神様が祝福を与えてくださる通路となります。カナンのような世の中で神様の法に従って生きることは損をするように思えますが、決してそうではありません。毎日み言葉を黙想し、今日自分に与えられる命令を守り行うとき、神様は約束された霊肉の祝福で自分の歩みを豊かに満たしてくださいます。

適用の問い
自分は神様のどのような約束を信じていますか。その約束が成就するように、今日自分が守るべき法は何ですか。

すべての民の中で最も祝福される(14-15節)

神様はご自身の民をすべての民の中で最も祝福し、エジプトのあらゆる重い病気にかからせないよう守ってくださると語られます。しかし私たちは、神様が約束してくださったこの驚くべき恵みよりも、世の富や名誉をさらに渇望してしまいます。他人のものと自分のものを比べた瞬間、心は地獄となってしまいます。神様が与えてくださる最高の祝福は、世の財物ではなく「神様ご自身」です。神様を礼拝し、神様とともに歩むことこそが最も大きな報いであると信じるとき、真の幸いを味わうことができます。

適用の問い
神様ご自身が自分の報いであることを信じていますか。自分にないものを人と比べて、自ら地獄を生きてはいませんか。

憐れみをかけてはならない(16節)

神様はカナンの民に憐れみをかけず、ことごとく滅ぼすようにと命じられます。これは罪に対する裁きであり、イスラエルの聖さを守るための命令です。私たちは環境さえ与えられれば、いつでも罪を犯してしまう弱い存在です。罪は必ず罠となって私たちをつまずかせるため、その形さえ残しておいてはなりません。人情に流されて断ち切れない関係や、世と妥協して楽しんでいる中毒などを、み言葉の剣によってことごとく滅ぼさなければなりません。

適用の問い
自分が人情に流されて、いまだに断ち切れていない関係は何ですか。世の価値観と妥協して楽しんでいる中毒の罠を、どのように断ち切りますか。

お祈り

弱小国であったわが国韓国に解放の恵みと繁栄の祝福を与えてくださり、感謝いたします。それにもかかわらず、神様が与えてくださる契約の祝福よりも、世の富や華やかさを好んでしまう私たちをお赦しください。神様ご自身を報いとし、世と妥協する罪をみ言葉の剣によってことごとく滅ぼすことができますように。

証し

主の法を悟る場

ウ・ジヒョン

私はクリスチャンホームで育ちましたが、両親の不倫とアルコール中毒によっていつも怒鳴り声が飛び交う家庭環境を恨んでいました。2017年に母が肺がんステージ4の診断を受け、『QTin』を通して教会に通うようになりました。最初は、子どもに膝をついて謝る聖徒たちを見て、加害者である両親が被害者である私にあのように謝ってくれればいいのに、とばかり思っていました。しかし、み言葉を聞くうちに、牧師先生がおっしゃるように「良い親、悪い親がいるのではなく、自分をイエス様につなげてくれた親こそが最高の親である」ということが分かるようになりました。両親が私を苦しめた時間によって神様を求めるようになったのですから、父と母が私の救いのために労苦してくれたのだと、今では信じられます。
教会に来てから、私は勤めていた大手企業を退職し、再就職ができないという苦難を経験しました。応募したすべての会社に落ち、貯金を使い果たして配達のアルバイトを始めてようやく、これまで自分が成し遂げてきたことはすべて神様が与えてくださったものだったのだと悟りました。「これからは神様が与えてくださるものなら小さなことでも感謝し、このアルバイトを生涯の職場とします」と祈りを捧げた途端、現在勤めている公共機関に合格することができました。
少し前には、信仰のない父までもが肺がんステージ4の診断を受けました。これまで両親から謝罪を受けるべき被害者だとばかり思っていた自分が、実は加害者であったかもしれないと思うようになりました。長い間謝罪を求め続けていた自分が、父の救いを阻んでいたという悔い改めにも導かれました。デボーションをして祈らなければ一日たりとも生きられない環境になってようやく、主の法を拒み、主の契約を忘れていた自分の姿を認めるに至りました(12節)。これからは、私に与えられた苦難の出来事が自分を救ってくださったイエス様の救いの証しとして伝えられ、どんな話にもしっかりと耳を傾ける小グループのリーダーとなって、イエス様のように弟子をつくる働きに励むことを願っています。

適用

小グループの集まりで、自分の弱さを兄弟姉妹に率直に分かち合います。
毎日のデボーションととりなしの祈りを通して、父の魂の救いを主に委ねて祈ります。

出典:『QTin Young』 2026年8月号(QTM発行)
※ QTMより掲載許諾を得て、個人で日本語訳して発信している非公式コンテンツです。
QTM公式サイト:https://qtm.or.kr/

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