視えない存在と事件
熱心な読書家ではありませんが、自分は本好きなのかもしれないとあらためて思いました。
ひさしぶりな、本の読書記録。
なかなか読書する時間をとれていません。
しかし読みはじめるとページをめくる指が止まりません。
そして今回、記録するのはコチラ

リアルな恐怖のあとに優しさあふれる真相が!
(「心霊特捜<新装版>」の帯紹介より)
さて、さっそく本題に参ります。
久しぶりに入った際、新刊コーナーに並んでいた「心霊特捜<新装版>」を手にとりました。
正直、珍しいな。と思いました。
心霊……と言うのは令和の現在、非現実的。
キャラクター小説やライト文芸と言われるジャンルになりつつある現代ファンタジーに分類され、扱われることが多い。

しかし、この小説ではキャラクターなどのイラストが使用されておらず、レーベルは双葉文庫。
著者は、この作品もそうだが警察小説を多く書かれており、メディア化作品が多数ある今野 敏(こんの びん)さん。
ドラマ化の抜粋
内藤剛さん主演「警視庁強行犯係・樋口顕」シリーズ
佐々木蔵之介さん主演「ハンチョウ」シリーズ(原作:安積班シリーズ)
私のような人間でも、目にしたことがある著名な方である。
そんな方の、キャラクター小説やライト文芸ではない現代ファンタジーの警察小説ということに、私の興味と期待値が上がりました。

読後の感想=ほぼ紹介文通り。おもしろい!
私は、リアルな恐怖のあとに優しさあふれる真相を感じることができた。
”ほぼ”紹介文通りと感じた理由

▶リアルな恐怖?
リアルな恐怖の感じ方が、読み手によって変わってしまうためである。
そこで本記事タイトル”視えない存在”に対して、どう感じていたかで変わる部分も多い。
私は、どちらかと言えば”視えない存在を信じている”タイプの人間である。
そのため、視えないけれど存在を感じる、という心霊描写がリアルだと感じた。
主人公自身、幽霊が視えない人間であり、半信半疑なところは現実的であり、リアルとも言える。
ただ、心霊番組でよく見る恐怖映像に近いホラー要素をイメージしたり、期待してしまうと肩すかしになるだろう。
▶優しさあふれる真相?
この部分もまた、見方により変わる感情である。
確かに、真相には生きている生きていない関係なく優しさを私は感じた。
ただ優しさという点については
令和の現在そしてキャラクター小説風に言えばほっこり小説と言い換えることができる内容であった。
しかし、この小説を優しさと表現紹介している理由も察することができます。
✔警察小説を多く書かれている今野 敏さんであること。
✔タイトル「心霊特捜」の通り、警察小説であること。
そして、
✔この「心霊特捜」は新装版(2024年12発売)であり、初版は2011年10月に発売刊行された作品であること。
約10年前に発売しているとは言え、令和の現在読んでも違和感なく読み進めることができた。
あらためて作家、今野敏さんのすごさを感じざるを得ない。
とは言え、以上の2点から
”ほぼ”紹介文通りと僭越ながら記載させていただいた。
結論:すこしでも心霊という存在に対して拒否反応がなければ読んでほしい。
個人的には、一般文芸小説はちょっと…という、ライトノベル(とくにキャラクター小説)を読まれる方にも手に取っていただきたい作品です。
双葉社さんのページで試し読みができますので、興味がなんなく出てきた方はぜひ。
