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恋のあめ玉【メイキングストーリー*後編】

青央さんからバトンを受けた「恋のあめ玉」のメイキングストーリー!
まずは、前編、中編を読んでくださいね。
(本当は中編って、予定なかったんだけどね)

★前編★ (みぐさん、こと、青央さん)

★中編★

中編の最後に示された「3人の音符」はこれでしたね^^

さて、ここからの続きです。。
(ちょっと長くなっちゃったけど、どうぞ~)


「へぇ、あの後、沙綾の家にいったのかぁ」
「うん、灯里ちゃんも一緒にね」
夜の10時半。沙綾の家を出たあと、ファミレスでご飯を食べて帰宅して、持ち帰った画用紙をこたつに置きながら、美桜はカレシの友也とLINEで通話をしている。
お供はもちろん、マシュマロだ。

「それでね。私、曲を作ることになってね」
「へぇ」
「創った曲を、沙綾と灯里に歌ってもらおうと思うの」
「美桜は歌わないのか?」
「なんかね、タイトルが『恋のあめ玉』っていうの。私たちの曲みたいになっちゃうと、恥ずかしいじゃない?」
「そうか?美桜の澄んだ瞳はあめ玉のように綺麗じゃないか」

そんなことを澄ました顔で言う友也が、美桜は好きだ。
いつもちょっと素敵なことを言うその笑顔。
イケメンってわけじゃないし背も高くないけれど
ギターを弾く私の後ろでいつも心を打つ演奏をするドラマー・・・
それが友也だ。

クリスマス前の片想いの頃から、変わらない。
それでいて、優しくて思いやりがあって。

(相変わらずだな、友也くん・・)

「美桜、聞いてるのか?」
「あっ、ごめん。それでね、メロディにね」
「僕の渾身の告白はスルーか~」
「あっ、あっ、ごめん。嬉しくてぼーっとしちゃって」
「ふふっ。で、メロディがどうしたの?」

「あ、ちょっとまってね」
パシャッと写真を撮って、友也に画像を送って「この音を使ってメロディを創ろうって話になったの」というと・・・

「へぇ。そういえば俺たちの曲ってぼんぞ~がアレンジしてたよな。頼んでみるか」
「もう終わったのかな、掛け持ちバントの練習・・」
「グループ通話してみっか」

友也がぼんぞ~を呼び出した。少ししたら・・

「ちょっとぉ~~ なんでこんないいとこに電話してくるのよ~」
怒ってそうでいて声は笑っている。この声の主は、沙綾だ。

「なんだ。2人一緒だったのか」
「うん、買い物ついでに電話したら、練習終わって帰るところだっていうから待ち合わせして、コンビニで『あんまんデート』だよ」
「で、デートってほどでもないけどさ。ほら、寒いし」
「いいなぁ、邪魔しちゃったかぁ」
「邪魔じゃないよ。で、なんか用か?」
「あー。美桜が曲創りたいっていうから」
「さっき沙綾がいってた、あめ玉のやつか」
「もう聞いてたんだね。じゃあ話が早いな」

「で、美桜メロディ、きまったの?」
「う、うん。なんとなく、こんな感じかなって・・・」
「おおー。聴きたいな!」
「今、思いついた!」
「へぇ、聞かせてよ美桜」
「うん、えっとね・・」

部屋の壁に立てかけてあったアコースティックギターを持ってきて、おもむろに弾きながら歌い始める美桜。

♪ tu tu tu  tu tu tu….
tu tu tu  tu tu tu tu…♪

「とぅ、とぅ、とぅ・・あ、なんかノリよくない?」
「いいね!」
「とぅ、とぅ、っとぅとぅ♪」
「みんなの声聴いたら、思いついちゃった!」
「メロディが降って来るなんて、プロみたいじゃん」
「私も負けられないな・・・ねっ、ぼんぞ~?」
「ははは、歌詞はあるの?」
「うん、これから考える・・けど」
「けど?」
「なんか、沙綾とぼんぞ~が楽しそうだから、2人の歌にしようかな」
「な、な、なんでぼくの?」
「なんかぼんぞ~、慌ててないか?」
「いいじゃな~い。美桜、描いちゃって!どんな詞かわかんないけど!」
「うん!なんか・・今すごく、いいもの書けそうな気がする!ごめん、電話切ってもいい?」
「おっ、かっこいいな美桜!よし、解散するか」
「肉まんも食べたいよ、ぼんぞ~」
「まだ食べるの!?」
「クチビルにあんこ、ついてるよ?」
「わっ!」

「・・・みんなの邪魔しないように、かいさんっ!」
「はははっ・・じゃあね~~ あ!できたらまた聞かせてよ。僕アレンジするよ!」
「ぼんぞ~くん、ありがとう!」
「じゃあ、バイバーイ!」


(いいなぁ、あの2人)

そんなことを思いながら、でも「クチビルにあんこ」からの「わっ!」の間に何が起きたんだろうって思い返すと気になってきた。

(ぼんぞ~くん、慌てててかわいかったな・・よし、これも歌詞にしちゃえ!)

・・・・・・
こうして、ルーズリーフの上に、1篇の歌詞が完成した。


ほっと一息、コーヒーを淹れて歌詞を眺めてる。
お供はもちろん、マシュマロだ。

(そういえば今回は美桜と一緒に灯里も歌うんだったっけ・・・)

灯里もバイト先の「谷原さん」と、まさに恋が始まったばかり。
でも、美桜が、灯里のコイバナで思い出すのは、高校時代のブラバンで片想いだった、同じトランペットパートの勇人くんとの、夏の一コマだ。

「灯里ちゃん、マウスピース貸して?」
マウスピースとは、トランペットやトロンボーンなど、楽器に口をつけて息を吹き込むパーツのことだ。
その日の部活の練習を終えて、楽器を片付けているときのことだ。

なんのことかわからず、言われるがままに差し出すと、勇人くんは
「じゃ、いくよ?」
と言い出して、左手に自分のマウスピース、右手に灯里のマウスペースを持ち、おもむろに放り投げた。

「あっ!」

なんと、勇人くんは、マウスピースで「おてだま」をはじめてしまった。とっさのことで、どっちが自分のマウスピースかわからない。

30秒くらい「シャッフル」したあと
「はい、灯里のマッピ、どーっちだ!?」

「えーわかんないよ、ちゃんと見てなかったよぉ」
「間違ったほうにしちゃったら、僕と部長、間接チューだね」
「もうっ!!」

怒ってるのに嬉しそうだったな・・
結局、どっちが誰のマウスピースかわからずじまいで、間接チューしちゃったのかは、分からずじまいだったけど。

勇人に片想いしていた灯里は、勇人が持っていたものと同じトランペットを買って大事に使っていたのだ。

でも、恋は実らなかった。
そして、あのマウスピースは、どうなったんだろう・・・?

なんで美桜はこのタイミングでこんな話を思い出したんだろう・・・
わかんないけど「こういうのは大事にしなきゃね」って思った・・・


<おわり>

それぞれの、甘い、甘い、恋のあめ玉。
動画になって、明日(3月2日)公開予定です!
お楽しみに^^


<登場人物については、こちら>

<作詞・作曲・企画持ち込み 青央(みぐ)さん>

<メインボーカル 沙綾  cv:羽根宮糸夜さん>

<サブボーカル(?) 灯里  cv:riraさん>

<キャラクターデザイン ソラノイロさん>

※クレジットには載せてないですが、動画内の素材には皆さんから提供いただいた素材を使用しています。
(詳細は後日公開予定のライナーノーツにて)

以下、コーラス参加のお二人
ユニット名(?)は動画内で明かされる!


さて、これから動画編集、がんばりま~す!

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