「スイカ飽きた」からの、まさかの完食!
夕食を作った。
今日のメインは、鶏むね肉のヤンニョムチキン。
鶏むね肉はパサつきやすいから、なるべくやわらかくなるように作って、甘辛いタレをたっぷり絡めた。
息子のプレートには、ふりかけおにぎりを2つ。
ヤンニョムチキンともやし。
豆腐と小松菜の味噌汁。
レタス、きゅうり、ミニトマトのサラダ。
そしてスイカ。
なかなか立派な夕食になった。
しかし。
食べない。
いつものことである。
目の前にご飯があっても、息子の食欲のスイッチはそう簡単には入らない。
仕方がないので、今日も私が食べさせる。
「はい、あーん」
息子に一口。
その隙に私も一口。
また息子に一口。
そして私はもう一口。
息子に食べさせながら、私は順調に食べ進め、気づけばこちらはおかわりタイムに突入していた。
そんな調子で食事を続けていると、お皿の上がどんどんきれいになっていった。
おにぎりも、サラダも、もやしも、ヤンニョムチキンもなくなった。
残ったのはスイカ。
息子が言った。
「スイカ飽きた」
そうですか(笑)。
まあ、ここまで食べたなら十分だ。
そう思っていたら――
ヤンニョムチキンをおかわりした。
えっ。
おかわりするの?
普段は食事そのものにあまり興味がなくて、一口目から「ごちそうさま」になることだってある息子が、ヤンニョムチキンをおかわりした。
これは嬉しい。
今日のヤンニョムチキン、大成功じゃないか。
そして、もう食べないと言っていたはずのスイカも、結局最後には食べた。
結果。
夕食、完食。
おにぎり2個。
ヤンニョムチキンはおかわり。
もやしもサラダも、スイカも全部。
きれいになったお皿を見て、なんだかものすごい達成感があった。
今日使った鶏むね肉は1枚。
それを家族4人で、きれいに完食した。
残り物なし。
「明日、私が食べなきゃ」という料理もなし。
そして何より、息子が「おかわり」してくれた。
これはもう決定だ。
スーパーで鶏むね肉のお見切り品を見つけたら、買う。
我が家の冷凍庫に、ヤンニョムチキン要員として待機してもらおう。
子どもがご飯を食べただけ。
たぶん、よその家なら何でもない夕食なのかもしれない。
でも、食べることにあまり興味のない息子が、お皿を空っぽにして、さらにおかわりまでした日は、私にとってはちょっとした記念日だ。
「スイカ飽きた」
なんて言っていたくせに。
結局、それも全部食べたじゃないか(笑)。
今日の夕食は、鶏むね肉1枚と、空っぽのお皿がくれた小さな幸せだった。
