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ただのタイプミスで、泣きそうになった日

先日、AIを学んでいるコミュニティの、初めてのリアル講義に行ってきました。
いつもはZoomの画面越し。
それが今回は、一日がかりで実際に集まって、パソコンを開いて手を動かす会です。
行く前の私の本音を、正直に書きます。
「あんまりわかっていない私が、行ってもいいのかな」
みんなすごく詳しくて、いろんな成果物を作っていて。
それにくらべて私は、何を作りたいのかさえ、まだよくわかっていない。
そんな私が席に座っていていいのかな、と思いながら、ドキドキして会場に向かいました。

助けられっぱなしの私

着いてからの私は、見事なくらい、助けられっぱなしでした。
ノートパソコンの電源が取れなくて困っていたら、隣の方が延長コードを貸してくださって。
Wi-Fiが不安定でつまずいていたら、係の方やまわりの方が手配してくださって。
アプリの調子が悪くて止まっていたら、一緒になって考えてくださって。
私から差し出せたものは、たぶん何もありません。
それなのに、まわりの方は当たり前みたいに手を貸してくれるのです。

事件は起きました

午後、事件は起きました。
アプリが起動しなくて、うんうんうなって、どうしたものかと悩みに悩んで。
思い切って手を挙げて、講師の先生に来ていただきました。
先生が画面をのぞきこんで、1分もたたないうちに、ひとこと。
原因は、ただのタイプミスでした。
なんなの? 全然大丈夫じゃない?
まわりのみんなと大笑いしました。
おかしすぎて、涙が出そうになりました。
そして先生は、責めるでもあきれるでもなく、
「あ、よかったね」
と言って、次の人のところへ行きました。
その「あ、よかったね」が、じんわりうれしかったのです。

「よくわかんないよね」

隣の席の方と、ぽつぽつ話しました。
「よくわかんないよね」
そう言いながら、その方は「こんなの作ってみたよ」と、自分の成果物を見せてくれました。
わかってから作るんじゃなくて。
わからないまま、いろいろやってみて、それからどんどん改良していけばいい。
そんな話になりました。

帰り道に気づいたこと

すでに個人で事業をしている方や、副業でいろいろ挑戦している方。
そういう方たちの具体的な話を聞いているうちに、
「こうやってみればいいのか」が、少しずつ見えてきました。
正直、面倒くさいなあと思っていたことも、
少しずつ進めていけばいいのかな、と思えるようになっていました。
でも、いちばん大きかったのは、たぶんそこじゃありません。
何を作りたいかもわかっていない私を、
ちゃんと仲間として受け入れてくれたこと。
それが、とってもあったかくて、居心地がよかった。
本当に会ったばかりなのに。
席がたまたま近くだっただけなのに。
楽しかったのです。

できるようになってから、じゃなくていい

以前の私は、「ちゃんとわかってから」「できるようになってから」と思って、足が止まりがちでした。
でも今回、わからないまま行った先に、一緒に笑ってくれる人たちがいました。
タイプミスひとつで一日悩む私でも、大丈夫でした。
もしあなたが今、
「まだよくわかっていない私が、行ってもいいのかな」
と、何かの前で立ち止まっているなら。
わからないまま、行っていいと思います。
わからないまま行った日が、こんなにあったかい一日になるなんて、
家を出るときの私は、思ってもいませんでしたから。



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