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小学生と学ぶ英語史#167 “care / careful / carefully”

英語語源ハンドブックの見出し語に基づいて英単語の語源を学ぶシリーズ、第167回は "care / careful / carefully” 「注意、世話」「注意深い」「注意深く」です。

care は古英語期から見られる英語本来語です。
古英語の綴りは caru、cearu で「心配、悲しみ、不安、注意」を意味していました。印欧祖語の *gar-(呼ぶ、叫ぶ)に基づいています。(/g/ → /c/ の音の変化は「グリムの法則」で説明できます)

care から派生した careful, carefully 古英語期から見られています。
それぞれ carful, carfullīċe の綴りで「悲しんで、心配して、大切に、用心深い」、「用心深く」の意味でした。

名詞、形容詞、副詞のいずれも「心配や悲しみ」といった意味では現在では使われなくなり、「注意、用心」の意味のみが残っています。

care と似た語で cure(治療する)がありますが、cure はラテン語の cura(心配、注意、治療)に由来し、中英語期にフランス語を経由して入ってきているため、語源的には関係はありません。
ただ、care には中英語期に take care of ~「~の世話をする」に見られるような「世話」という意味が出てきていますが、これは「注意」からの連想で生まれたか、もしくはこのフランス語から入ってきた cure の影響によるものか、と考えられているようです。


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