雨を降らせしもの 3つのお題に空想のひらめきを
雨を降らせしもの
スランはママニンランにある、月のブランコを揺らして遊ぶのが好きだ
ラサワンリンの方にもあるけど、ちょっぴり遠い
プリキツマトロは、安いけど混んでる
スランは、やっと仕事をおえてママニンランで一番高いスヌリビマットの山にある月のブランコにきた
一番高いところにあって
一番料金も高いんだ
スランは今日の稼ぎを、目の前の雨上がりのドラゴンと呼ばれる門番に渡して、ブランコに飛び乗る
今日は空いているから、ゆっくりしていきな
雨上がりのドラゴンは掠れて乾いた声でささやく
けど、スランにはドラゴンのささやきは大きな風になり月のブランコからおちてしまった
もう一度、気を取り直してブランコにのり揺られながら
ママニンランを見下ろす
そして、揺れて
空を見上げる
あっ!
スランは叫ぶ
ママニンランの空に
七色の扉と、道が現れていた
あー
明日は雨なのか
七色の扉はいつも見れる訳じゃない
けど、雨はあんまりスキじゃない
スランはうれしいような残念なような
気持ちになりながら
ブランコで揺れ続ける、今日の疲れが飛んでいく
…スラン
雨上がりのドラゴンがゆっくり囁く
つばさをすこし、揺らしながら
つばさなのか、うろこなのか、スランは考えたことはなかった
スランはブランコから落ちないようにぎゅっとロープを握る
…もう、時間だ
スランは頷く
もう一度だけ
七色の扉見上げて
スランはゆっくりと月のブランコから降りた
ありがとう
細くて、小さい足を地面につける
ここは、星屑もたくさん落ちているから優しく歩かないと、あんまり踏むと痛いんだ
スランはママニンランの自分のうちに帰るためにまたさっき上がってきた階段を降りて行く
まわりは、もう暗くなっていた
おおきな、音
ガサガサとした、その音で振り返ると
雨上がりのドラゴンが七色の扉に向かって飛んでいくのが見えた
あー
雨を降らせに行くんだ
スランはゆっくり下りる
そして、家に帰ると明日の雨の用意をした
足の裏に星屑がちょっとついていた



おしまい
こちらの企画に初めて参加しました
あの、こんな感じなんでしょうか…不安
よろしくお願いします
ファンタジー初挑戦!
