【チェンソーマン】マキマはいつから「支配の悪魔」だったのか。初登場からの伏線を時系列で追う
マキマは、チェンソーマンのなかでもとくに「結局なんだったのか」が分かりにくいキャラクターです。優しい上司に見えた序盤と、正体が明かされたあとの印象がまったく違うので、検索してもファンの考察と作中の事実が混ざって出てきます。
なので、この記事では作中で実際に描かれたことだけを、出てきた順に並べます。 解釈が入るところは「〜と思う」と分けて書きます。
わたしは漫画をたくさん読みますが、読み終えたあとに一番人に説明したくなったのがマキマでした。それくらい、初見と読了後で見え方が変わるキャラクターです。
先に読んでみたいよ~というかたは下記で読めます
この記事でわかること
マキマが作中でどう描かれてきたか(初登場から最終決戦まで)
「支配の悪魔」という正体が、何巻でどう明かされたか
公式に確定していること/ファンの解釈にとどまっていること
ナユタとの関係について、作中の描写と解釈の境界
結論:マキマの正体はこう描かれている
⚠ この記事は正体の判明と、その後の展開(第1部の結末)まで扱います。未読の方はご注意ください。
マキマの正体は「支配の悪魔」です。悪魔・魔人はもちろん、人間や小動物までも力の差さえあれば支配できる能力を持ち、「これは命令です」という言葉とともに発動する場面が繰り返し描かれます。彼女が公安のデンジの上司として振る舞っていた序盤の言動は、この正体が明かされたあとに読み返すと、支配のための布石として読める作りになっています。
ただし「いつから正体を明かすつもりで動いていたか」という内面の部分は作中で明言されておらず、ここは読者の解釈が分かれます。序盤の言動を「最初から計算ずくだった」と読むか、「途中から目的が固まっていった」と読むかで、キャラクターの印象はかなり変わります。以下、時系列で追います。
初登場から現在までの流れ
公安への勧誘(1巻)— 初登場
マキマは、借金を抱えて生きていたデンジの前に現れ、公安対魔特異課への勧誘役として初登場します。落ち着いた物腰と、デンジの願いを軽く肯定する態度で描かれ、この時点では「面倒見のいい上司」という印象が前面に出ています。デンジの目線から見た「救ってくれた人」として物語に入ってくる点が、後の展開との落差を生む出発点になっています。
相棒としての日々(1〜4巻あたり)
デンジの相棒として、ポチタ(チェンソーの悪魔)の力を見極める役回りが続きます。任務の指示を出しつつ、デンジの反応や感情の動きを注意深く見ている描写が多く、後から読み返すと「育成」に近い視点で描かれていたことが分かります。この時期のマキマは、デンジにとって数少ない「優しくしてくれる大人」として機能しており、読者もその印象を素直に受け取る作りになっています。
レゼとの出会い(5〜6巻あたり)
デンジが公安の外の人物と関わる時期で、マキマ自身の出番は一時的に減ります。ただし、この時期の出来事も後の巻で「マキマの管理下にあった出来事」として位置づけ直される場面があり、初読と再読で意味合いが変わる構成になっています。
銃の悪魔編での喪失(7〜8巻あたり)
デンジの周囲で大きな喪失が続く時期にあたります。マキマ自身が直接手を下す描写は少ないものの、事態の流れを把握しコントロールしている側であることが、少しずつ示唆されるようになります。この段階ではまだ「正体」そのものは明かされていません。
正体の判明(9巻)
マキマが「支配の悪魔」であること、そして日本の内閣総理大臣と契約を結び、自身への攻撃が国民の病気や事故に肩代わりされる状態になっていたことが明かされます。ここで初めて、序盤からの言動の多くが「支配のための行動」として作中の事実に位置づけられます。
最終決戦に至るまで(10巻あたり)
正体が明かされたあと、デンジ側とマキマの立場が明確に対立するものとして描かれます。マキマの支配能力の強さが具体的に示される一方で、デンジがそれにどう向き合うかが物語の中心になっていきます。
最期(11巻・第96〜97話)
デンジとの決着で、マキマの肉体を食べるという方法が取られます。悪魔を確実に倒す手段として、同じ悪魔(の性質を持つ者)が食べる、という作中のルールに沿った決着です。
確定していること/していないこと
作中・公式で確定している:
マキマの正体は「支配の悪魔」であること
日本の内閣総理大臣と契約し、自身への攻撃を国民の被害に転嫁していたこと
最終的にデンジに肉体を食べられる形で決着したこと
作中では明言されていない(=ファンの推測にとどまる部分):
マキマが最初の登場時点からどこまで「計画通り」に動いていたか
デンジに対して抱いていた感情のうち、どこまでが打算でどこからが本心だったか
解釈が割れているところ
⚠ ここから第2部序盤(ナユタというキャラクターの登場)に触れます。未読の方はご注意ください。
ナユタとの関係
第2部で登場するナユタというキャラクターは、マキマと関連づけて読まれることが多いキャラクターです。作中では、力を失った悪魔が別の姿で再び現れる、というルールに沿った存在として描かれており、マキマと近い立ち位置の力を持つ描写があります。
ただし「ナユタ=マキマ本人である」と作中で断定的に説明されているわけではありません。わたし自身は、記憶や人格は連続していない別の存在として描かれていると読んでいますが、この点はファンのあいだでも解釈が分かれるところなので、断定はしません。
デンジへの感情は本心だったのか
もう一つ意見が割れやすいのが、マキマがデンジに向けていた言動のうち、どこまでが目的のための演技で、どこからが個人としての感情だったのかという点です。作中では両方に読める場面が並んでおり、どちらか一方に断定できる決定的な描写があるわけではありません。読み手によって「最初から道具として見ていた」派と「打算と本心が同時にあった」派に分かれるところで、わたしは後者寄りに読んでいますが、これも解釈の一つです。
よくある質問
Q. マキマの正体は結局なんですか?
A. 「支配の悪魔」です。9巻で明かされます。
Q. マキマは本当に死んだのですか?
A. 11巻の最終決戦で、デンジに肉体を食べられる形で決着しています。悪魔としての存在は、その時点で終わっています。
Q. マキマが最初から悪役だったのはいつ分かるんですか?
A. 作中で正体が明確に描かれるのは9巻です。それより前の巻は「上司としてのマキマ」として読める作りになっており、正体を知ったうえで読み返すと見え方が変わる構成になっています。
Q. マキマの目的は何だったのですか?
A. 詳細な独白として明言される部分は少なく、作中の言動から「支配の完成」に近いものとして読み取れますが、動機のすべてが説明されているわけではありません。
Q. 正体を知ったうえで1巻から読み直す価値はありますか?
A. あります。序盤のマキマの言動の多くが、正体判明後に読み返すと意味合いが変わって見える作りになっているためです。とくに公安への勧誘シーンと、デンジへの指示の出し方は読み比べる価値があります。
まとめ
マキマは「支配の悪魔」で、正体は9巻で明かされる
序盤の言動は、正体判明後に読み返すと伏線として読める作りになっている
ナユタとの関係は作中で断定されておらず、解釈が分かれる部分として残っている
マキマの話を最後まで読んだ人は、たぶん次も「後を引く」作品を探すことになると思います。わたしが「探すのが面倒」で自分用に作った、スワイプで漫画を探せるサイトも置いておきます。
リンク:
https://quick-fans.com/manga
関連記事
チェンソーマンを読む順番(アニメ・映画・原作)(準備中)
