「PMの仕事が変わった——20年のPMがClaudeと組んで気づいた、AI活用の本質とプロンプト集」
✍️ プロローグ|AIを使い始めた日、残業が1時間減った
最初に使ったのは、会議の議事録整理だった。
1時間の会議を録音し、文字起こしをClaudeに貼り付けて「決定事項・TODO・懸案事項に整理してください」と入力した。30秒後に、きれいに整理された議事録が返ってきた。いつもなら30分かかっていた作業だった。
正直に言う。最初は「まぐれかもしれない」と思った。しかし翌日も、翌週も、同じことが起きた。その次は週次レポートの下書きを任せた。ステークホルダーへのメールの文案を頼んだ。リスクの洗い出しを一緒にやった。
気づけば1日の中で「AIなしではやりたくない作業」がいくつも生まれていた。
この記事は「AIツールの紹介」ではない。20年間PMをやってきた人間が、実際にClaudeと組んで気づいた「AIとの正しい組み方」と、今日からそのまま使えるプロンプトを詰め込んだものだ。
✍️ 第1章|AIはPMの「思考の壁打ち相手」だ(無料)
AIをどう使えばいいか分からない、という声をよく聞く。
多くの人がAIを「検索の上位互換」として使っている。「○○を調べて」「○○を教えて」——これでも便利だが、PMにとっての本当の価値はそこではない。
PMの仕事の大半は「考えること」だ。要件をどう整理するか。リスクに何があるか。ステークホルダーにどう伝えるか。チームをどう動かすか——これらはすべて「思考の仕事」だ。そしてAIは、この思考の壁打ち相手として使ったとき、最大の力を発揮する。
私がClaudeに最もよく頼む言葉は「他に考えられるリスクはありますか?」だ。自分で考えた後に、AIに同じ問いを投げる。するとほぼ必ず「あ、その観点を忘れていた」という気づきがある。AIは私の思考の抜け漏れを補ってくれる存在だ。
AIとの正しい向き合い方は「答えをもらうこと」ではなく「考えを深めること」だ。
この前提を持ったうえで、次章から実際のプロンプトを公開する。すべて私が実務で使い続けているものだ。コピーしてそのまま使える形にしているが、プロンプトの末尾に「なぜこの聞き方をするのか」の解説も加えた。使い方の「型」が分かれば、自分でアレンジできるようになる。
✍️ 第2章|要件定義・議事録整理のプロンプト
PMの仕事で最も時間を食う作業のひとつが、会議後の整理だ。決定事項・TODO・懸案事項を正確に拾い出し、関係者に共有する——この作業をAIに任せることで、私の場合は週あたり2〜3時間を取り戻した。
プロンプト①|議事録の構造化
ここから先は
¥ 980
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!
