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クライアントに嫌われるPMの共通点——「あなたとは仕事したくない」と言われた日のこと

プロローグ(無料)

その一言は、会議室を出た廊下で言われた。

「正直に言います。あなたとは、もう仕事したくないんです」

プロジェクトの中盤、クライアントの担当者からそう言われた。頭が真っ白になった。

私は「ちゃんとやっている」つもりだった。スケジュールも管理していた。報告も怠っていなかった。品質にも気を使っていた。

でも相手は「仕事したくない」と言った。

この経験が、私のPMとしてのキャリアで最大の転換点になった。それまでの「ちゃんとやっている」の定義が、根本から間違っていたことに気づいたからだ。

この記事は、私がクライアントに「嫌われた」経験と、その後20年で見てきた「クライアントに嫌われるPM」の共通点を、全部正直に書いたものだ。

耳が痛い話も書く。自分への戒めも込めて。

第1章|「あなたとは仕事したくない」と言われた日(無料)

その日のことを正直に書く

プロジェクトマネジャーとしてのキャリア5年目の出来事だ。

大手製造業のシステム刷新プロジェクト。私は外部コンサルタントとして参画していた。チームは20名。スケジュールは1年。予算は数億円。

私は「優秀なPMとして認められたい」という気持ちを強く持っていた。今から思えば、それが全ての間違いの始まりだった。

私がやっていたこと:

課題が出るたびに、即座に解決策を提示した。「それはこうすれば解決できます」「その方法より、こちらの方が効率的です」——常に答えを持っているPMを演じていた。

会議では誰よりも多く発言した。自分の知識と経験をアピールすることが、「優秀なPM」の証だと思っていた。

クライアントの意見に対して「それは技術的に難しいです」「リスクが高いです」と、よく反論していた。正しいことを言っているという自負があった。

そして3ヶ月後、廊下で言われた。

「あなたとは、もう仕事したくないんです」

理由を聞いた。

「あなたと話していると、いつも『でも』『ただし』『リスクがあります』と言われる。相談したいのに、毎回否定される気持ちになる。あなたは正しいことを言っているかもしれない。でも一緒に仕事したくない」

正しかったが、信頼されていなかった。

この矛盾が、私のPMとしての原点だ。

では、「嫌われるPM」には具体的にどんな共通パターンがあるのか。第2章以降で、20年で見てきたNGパターン10選、現場で実際に言われたクレーム・NGワード集、PMが熱くなりやすい場面ベスト5、信頼を失うタイミングと回復方法、クライアントの本音を引き出す技術、愛されるPMの共通点、タイプ別クライアント対応術——20年の現場で蓄積した知見をすべて書いた。

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第2章|クライアントに嫌われるPM NGパターン10選

なぜ「正しいのに嫌われる」が起きるのか

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