🌸経営未来手帳・日曜日(第123号)・完全保存版「なぜ、経営者は経営判断よりも“感情”に引っ張られるのか」―“未処理の感情”が組織を硬直させる構造
🌸経営未来手帳・日曜日(第123号)・完全保存版「なぜ、経営者は経営判断よりも“感情”に引っ張られるのか」―“未処理の感情”が組織を硬直させる構造
(執筆:安村明史/ビジネス能力開発株式会社)
今日は日曜日なので、少しだけ心の奥を静かに見つめる時間をお届けします。
■はじめに
最近、ある経営者がこう語りました。
「ある場面になると、経営判断より“感情”に引っ張られるんです」
さらに、
「親と同じことを部下に言っている自分に気づく」
とも。
経営の現場で起きている問題の多くは、実は“経営課題”ではなく、
「未処理の感情」 が引き起こしている可能性があります。
日曜日は、経営者が普段見ないふりをしてしまう「内側の構造」を扱う日。
今日は、感情が経営に影響する理由を、静かに紐解いていきます。
■未処理の感情とは何か
親への怒り、失望、満たされなかった不満足感、理不尽な扱いの記憶。
触れてはいけない秘密や関係。
こうした感情が解消されないまま大人になり、組織という関係性の中で再び現れます。
「過去の痛みが潜在的に内包されている時、気づかないきっかけで生じる」
特に、2代目・3代目の事業承継者には典型的に見られる現象ですが、
実際には多くの経営者が同じ構造を抱えたまま成人し、
そのまま組織を率いています。
■「経営課題だと思っていたものが、実は自分の未処理の感情だった」
経営者が強く反応してしまう場面には、必ず理由があります。
• 親との関係
• 長く残っていた怒り
• 無意識に抱えていた反応
• なぜか刺さる言葉
• 過剰に反応してしまう場面
表では強く振る舞っていても、
内側には「赦せない感情」が残っていることが多い。
その感情が、
組織の空気を硬直させる“見えない力” になってしまうのです。
■私自身の経験:過去の反応から自由になるということ
私自身にも、長く支配されていた感情がありました。
「タイプ4の親に何を言っても否定され続けた怒りの記憶」
この記憶が、長い間、私の感情を支配し、
他者にも怒りのエネルギーで接してしまっていた。
しかし、ある時ふと気づきました。
「私は親を赦せていなかったのではなく、
その時の“傷ついた自分”を赦せていなかったのだ」
この気づきは、私を過去の反応から少し自由にしてくれました。
■経営の現場で起きる“理不尽な行動”の正体
経営者が自分でも説明できない行動を取る時、
その裏には未処理の感情が潜んでいることがあります。
• 部下への怒り
• 裏切りの記憶
• 過去の失敗
• 後継者への不信
• 昔辞めた社員への感情
これらはすべて、
「赦せない感情」 とつながっています。
そしてその感情が、
組織の空気を重くし、硬直させ、
本来の経営判断を曇らせてしまう。
■編集後記
赦すとは、相手のためではありません。
自分を過去から解放するための行為 です。
日曜日くらい、
少しだけ、
自分の心の奥を静かに見つめても良いのかもしれません。
■今日の問いかけ
あなたは、人を赦せないのではありません。
本当は、
「あの時の自分を赦せていないだけ」
かもしれません。
今日、静かにこうつぶやいてみてください。
「私は、あの時の自分を赦す」
■ネコのつぶやき
「経営者もネコも、怒りより“ひなたぼっこ”の方が似合うにゃ」
■おわりに
経営判断を曇らせるのは、外部環境ではなく、
多くの場合「内側の未処理の感情」です。
今日の結論はシンプルです。
自分を赦すことは、経営を軽くする。
必要であれば、静かに伴走します。
🌸経営未来手帳の編集長が選んだ40選
https://note.com/quiet_gnu5848/n/n3596a857d755
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■次回5月11日予告
「「役員・部長とのズレはどこから来るのか」
――組織の“違和感”は4段階で説明できる
■安村 明史
経営未来手帳
組織・経営の相談役(静かに伴走する役割)
■付録

