平和の燈火(ともしび)
暖かいね?
目の前にある小さな炎を見ながら言った。
ねぇ?
平和の燈火って…どんな色なのかな?
どんな匂いかな?
おなかがすくような匂いかな?
それとも、クッキーが焼ける匂いかな?
クスクスと笑う笑顔を、
優しい炎が、そっと暖めた。
その時、黒猫が肩へ乗ってきた。
ゴロゴロと喉をならしながら、スリスリしている。
分かった!
平和の燈火は、黒猫の匂いだ。
自然と、笑顔になった。
笑顔こそが、
平和の燈火なのだと感じた。
つらいこと
くるしいこと
いやなこと
大変だけど、いっぱいある。
でも……忘れないでほしい。
笑顔を忘れなければ、
笑顔を大切にできるのであれば、
平和の燈火は、きっと心の中で輝く。
忘れないで。
笑顔が、平和の燈火をともすことを。
その燈火には、
先人たちの平和への願いも、込められていることを。
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