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第5回 【ぬらっとコラム1】王林ちゃんはヴィーナスである、というお話し。 

 めんどくさいお話しが続いているので、気軽に楽しんでもらえるコラムを逐次はさませていただくことにしました。私(議長のかがみ)が趣味と真面目な研究をかねて続けている

HP『笑える国語辞典』https://www.waraerujd.com/

から抜粋して、少し脚色したエッセイとなっています。
 第1回は「青森出身のアイドル王林ちゃんはヴィーナス(ビーナス)である」というお話し。
 これは決して、王林ちゃんがヴィーナスのように美しいと言いたいわけではありません。
 あ、あ、違う、違う。私は王林ちゃんが美しくないと言っているわけでなく……
 ええい! ドロ沼ってしまった…
 まあ、いいや。とにかく始めます。

●ヴィーナスは青森出身のアイドルだった
 ヴィーナス(ビーナス)は、ラテン語Venus(ウェヌス)の英語読みを日本語読みしたもので、ローマ神話の愛と美の女神です。
 ローマ神話ではもとは菜園を司る女神でした。そう、ローカルで人気のアイドル、つまり青森で人気だった「りんご娘」だったんです。でも、さすがにその地味な役割に応じて存在も地味で、彼女に関するゴシップ(神話におけるエピソード)はほとんど聞かれませんでした。つまり全国ネットで人気が高いわけではなかったんです。
 ところがヴィーナスちゃんは、ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディーテ(アプロディーテー)となぜか同一視されました。その間の事情はよく調べていないのでわかりませんが、ギリシャ神話とローマ神話の間ではよくある話です。日本だって、日本神話の英雄オオクニヌシノミコトが、インド出身らしい大黒様と同一視されることもあり、どこだって神さまたち(神さまがたくさんいる国の話ではありますが)は変幻自在、融通無碍なんです。
 というわけでヴィーナスちゃんは美の女神アフロディーテと同一視され、知名度は急上昇。ご当地アイドル・ヴィーナスちゃんが美しかったかどうかは知りませんが、たぶんりんご娘みたいにそこそこカワいかったんじゃないでしょうか(失礼か?)。ヴィーナスの人気急上昇のありさまは、りんご娘が『ご当地アイドル殿堂入り』したり、『さんまのSUPERからくりTV』でとりあげられるなどして徐々に有名になっていったのと似たような感じです。
 ミロス島で発見された女神像は、ギリシャ神話のアフロディーテの像だと考えられていますが、そのころはすでにご当地アイドルのヴィーナスちゃんのほうが知名度が高かったので、「ミロのヴィーナス」として世界に売り出し、いまやルーブル美術館の看板娘としてブイブイいわせています(なんだか、言い方が古いね)。
 りんご娘から独立した王林ちゃんは、津軽弁全開で全国的アイドルとして大活躍していますが、まさにヴィーナスのなりあがりストーリー、いえ出世物語とそっくりですよね。
 だから、私は声を大にして言うのです。
「王林ちゃんはヴィーナスである」と。

 ところで私・議長のかがみは、アイコンにボッティチェリのアフロディーテ(つまりヴィーナス)を使っていますが、ヴァーチャルな存在でありたいと願っているだけで、王林ちゃんやヴィーナスとはいっさい関係ありません。
 言わなくてもわかる? そら、そうでしょうけど…

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