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【管理職の葛藤】何が正解がわからない!人のキャパシティの測り方


部下に業務を割り振る中で、
「今までできていたことが、徐々にできなくなっている」
そんな人が出てきました。

一昔前とは違い、今は扱う物量も処理量も増え、
新しいシステムやツールが次々と導入されています。
効率化が進む一方で、“人”の成長スピードが追いつかない。
現場では、そんなギャップが少しずつ広がっているのを感じます。



僕がいる支店には、長く勤めてくれている
ベテラン社員が多くいます。
本当に頼もしい方々です。
ただ、やはり「長く勤めている=年齢層が高い」
という現実もあり、
機械操作やシステム対応がどうしても苦手な方もいます。

どんどん改良されるシステム。
それに対し、「経験と勘」で仕事を進めようとする姿。

もちろん、長年の勘が活きる場面もあります。
ですが、物量の増加や処理スピードが求められる今、
勘だけでは対応しきれないことも増えてきました。

結果として、判断が遅れたり、
後手に回ってしまうケースが目立ち始めています。



こうした状況の中で、ミスやトラブルが起きた時、
僕はその原因を分析しながら、つい考えてしまいます。

• この業務は本当にこの人でいいのだろうか?
• 今後、さらに忙しくなった時に対応できるのか?
• 新しいシステムに慣れていけるのか?

もちろん、簡単に「この人には向いていない」
と判断するわけにはいきません。
なぜなら、その人にとって“できていた仕事”は、
長年の経験と努力の積み重ねであり、
「自分はまだできる」という自信そのものだからです。



僕はそのプライドを壊さないように、
少しずつ話をしながら、
「今の自分ができる範囲」を一緒に探してきました。

それでも最近は、定期的にミスが続き、
ついに本人がこう漏らしました。

「もう何もできないかもしれない…」

その言葉に、胸が詰まりました。
僕はその気持ちを支えながら、
業務量を調整して、できる範囲に戻しました。

でも、人数が増えたわけではありません。
つまり、誰かがその分をカバーしているということです。



人にはそれぞれキャパシティ(許容量)があります。
「できないことは、やらない・やれない」
そして「できる人がやる」。

でも、それが続くと――
できる人にばかり仕事が偏る。

その状態を放置してはいけないと思い、
今、業務を“見える化”しながら、
誰でもフォローできる体制をつくろうと奮闘しています。



“人のキャパシティ”を正しく測る方法なんて、
きっとひとつではありません。

数字でも、感覚でも測れない。
それは「その人の気持ち」と「職場の支え方」が
重なり合う部分なんだと思います。

僕たち管理者にできることは、
“できない人を責める”のではなく、
“できる環境をつくる”こと。

そのために、今できる工夫をひとつずつ形にしていきたい。

どうしても正解は見えないけれど、
だからこそ向き合い続ける意味があるのかもしれません。

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