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ステラマッカートニーと私の後悔:No More Safe Choices. Don't Hesitate.

ステラ・マッカートニーがH&Mとのコラボで世間を賑わせていますが
私にとってステラといえば、
彼女が短い期間だけ「クロエ」のクリエイティブ・ディレクターを務めていた、あの頃を思い出します。

当時、セレクトショップで働いていた私にとって、
「ステラがデザインするクロエを取り扱う!」と決まった時は、
大興奮のビッグニュースでした。
実物はどんなに可愛いんだろう!?と、
デリバリーを心待ちにしていたものです。

いざ、お店に届いたものの
入荷数はスタッフの手には到底回らないほどのごくわずか。
価格も決して気軽に買えるものではありませんでした。
当時のストリートのカリスマ、
そしてマーク・ジェイコブスのミューズでもあった彼女。
まさに憧れの対象。


買って後悔、買わなくて後悔とも違う:Not Exactly Regret.


その後、結婚してすぐの無職だった28歳頃のこと。
東京都内のセレクトショップで、
ステラ・マッカートニーの服に出会いました。(今思えば、あれはクロエのコレクションだったかも……??)
なんか欲しい!なんか!なんかない?
何か買おう(もはや何でも良さそうな勢い)。

そこで目を奪われたのが、ピンクのボディのド真ん中にハートモチーフがあしらわれた、強烈に可愛いトップス。
デザインは2種類ありました。
ひとつは、背中がガッツリと開いたホルターネック。
お尻の部分にわざと生地の余りがあり、くるっと結ぶとまるでウサギの尻尾のようになる、最高にチャーミングなデザイン。

もうひとつは、ドロップショルダーのオーバーサイズTシャツ。裾がアシンメトリーになっていて、そこを結んでお団子にする、映画『フラッシュダンス』を彷彿とさせる80'sテイストのデザイン。

無職の主婦、もうすぐ三十路。背中が開いたウサちゃんは、さすがに「痛い」だろうか……。
悩み抜いた末に、私は無難なドロップショルダーの方を選びました。
そして、後悔した私。

「なんか違う」

52歳になった今の私から見れば、28歳なんて、
まだまだ何を着たって輝ける20代。
何を縮こまっていたんだろう、本当にもったいない!

「安全な方」を取ると、
本当はそこまで好きじゃない、
結局着ない。
そのTシャツは、長年ともに服を買い漁ってきた親友に譲りました。

今度は誰にも譲らないチョイス:This Time, It's Mine.


そのリベンジのように、私はステラのパンツを2本買いました。
1本は、細い畝(うね)のコーデュロイパンツ。
お尻のところに、同じ生地でハート型のパッチワークがついていました。
ハートなのにブリブリとフェミニンにならない。
そして「お猿のお尻」のようにもならない。
このデザインの妙は、さすが。
緑を一滴だけ落としたような、くすんだライトグレーの中間色も、
その後に続くコレクションを見てもわかるよう
ステラ・マッカートニーらしい洗練された色彩感覚でした。

そして、もう1本。
足首をベルクロでキュッと縛る、ジッパーが大胆に主張するクールなデザインのパンツ。ハードで、尖っていて、文句なしにかっこいい。

ジョッパーズパンツのような内腿のデザイン


ヒップはかなり立体的


今の私が着るには少し(かなり)痛々しいかもしれないけれど、これだけはどうしても捨てられずに、今もクローゼットにあります。


ジッパーの引き手はサテン!
そして誰にも見えないウエストの内側にグログランという拘り
MADE IN ITALY



アディダスとのコラボが出たときも、ヨガウェアのようなトップスとアウターをゲットしました。
……が、
当時はまったく運動をしていなかったので、これは結局着ずじまい(笑)。

他にも、アメリカンスリーブのトップスも持っていました。
首元にはボリュームのあるフェイクファー。胸の下から裾にかけて、ジッパーが「ハの字」に走っている、フェミニンさとハードさが同居したデザイン。クリーム色の優しいトーンと、ジップの金属感、そしてファーのギャップがたまらなく好きで
都内で夜遊びをする時に着ていました。



スタバをスニーカーブランド?と言われた
あの↓↓この土地では着なかった


サステナブル???:Proud of What Lasts.


ステラ・マッカートニーは、デザイナーとしてデビューした当時から徹底して動物愛護の観点を貫いています。
彼女のコレクションには本物のレザーやファーは一切なく、
すべてフェイクファーや合皮(ヴィーガンレザー)です。

ただ、服を30年愛する側のリアルとして、ふと思うことがあります。
合皮はどうしても加水分解などの「命の期限(劣化)」がやってくる。それを考えると、今の時代に溢れるサステナブルの定義とは?
などと考えてしまいます。
お気に入りの本革のアイテムを、手入れをしながら、30年間一度も捨てることなく丁寧にケアし続けて一緒に歳を重ねていく。
それだって、十分に美しくて、贅沢で、サステナブルな服との付き合い方じゃない?


English message: Thinking back who I am is,
am I still obsessed with 90s designers?
Yes, because I want to keep that 90s spirit alive
and keep moving forward!

編集後記:ジッパーの方のパンツ
久しぶりに履いてみるとパンパンに
中身が詰まっている。体重は同じなのにおかしい。
そしてレングスは明らかに長すぎる
色々とおかしくてクローゼットにそっと戻しました。

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