見出し画像

うにせんべい…知り食いし頃に…



こんにちは。

干し柿です。

うにせんべい、食います。


これがそれ


誰かからもらったどっかのお土産らしい。
情報があまりに少なすぎる。

どこから来て、どこに向かうんだ、こいつは。

もし、一服盛られてたらどうすんだ。

うにせんべいを食べて死ぬなんて
そんな最後があってたまるか。

まあ、私は性善説論者だから、
気にせず食うがね…


実食


うん。口の中に入ってきた。

めっちゃ歯と歯に触れてる。

おっ、軽快な歯ごたえだ。

せんべいなんだから当然か。
しけたりしてない限りは。


さて、皆さん気になるのは
味のほうだろう。

もしうにせんべいでうにの代用が
可能になったら、そりゃ革命ですよ。

産業革命以来の、そりゃ、もうね。


そんな期待を皆さん膨らませた所で
肝心のお味のほうは……。

………。

………。

???????


なんでもないぞ、これ。

いや、私の方に原因がある可能性は否めない。

私の“うに経験値”は限りなく低いからだ。

うにの“味”や“香り”の、そのなんたるかを、
全くと言っていいほど知らないであろう。

しかし、これがうに…?

なんでもなさすぎるって流石に。

いや美味しい、美味しいことは確かだ。
美味しいです、それは間違いない。
甘じょっぱい感じで。うまいよ。

うまいけど、うにじゃない。

“虚空”である。美味い“虚空”。

私はいま、“虚空”をバリバリ音を鳴らして
食べてしまったのだ。あれはどうにも
分類しがたい味をしている。何味といっても
おかしいので、あれは“虚空”なのだ。

もしあれが、完全に“うに”のそれと
等しいものだったとするならば、
“うに”とは“虚空”のことになってしまう。

流石に私も“うに”が“虚空”でないこと
くらいは知っている。

あと、“青いバラが自然界にない”ことも
知っている。博覧強記だ。自惚れている。


あー、うにせんべい。

もう私は二度と食べる機会がなさそうだ。

うにせんべいなんてそんな簡単に
手に入るものじゃないし。

プロフィール欄の好きな食べ物欄に
“うにせんべい”書いても話広がらないし。

アナ雪の“とびらあけて”で
ハンスがアナに“教えてよ  何が好きか”と、
問いかける場面があったが、それで
アナが“うにせんべい”と答えていたら
色々大変そうだ。

流石のハンスも唐突な“うにせんべい”に
動揺を隠せないだろう。

“うにせんべい”で、人と人が
通じ合うってことは、基本ないからね。

私のような人間が、面白半分で食べて、
“いやこれうにか?”と難癖をつけられる、
それが“うにせんべい”だから。


というわけで、皆さん、
ぜひ“うにせんべい”を
食べてみてください。

それで、“いやこれうにか?”と
思ってみてください。

これで、どんなに遠く離れていても、
私とあなたは同じ空の下で
“うにせんべいの味に疑問を覚える”点で
通じ合っているはずです。


だからなんだと言うんだ。


おしまい。




いいなと思ったら応援しよう!