【社会福祉士試験入門講義:全15回】第4回:福祉を支える仕組み②:行政・財政と法制度の連動
第4回:福祉を支える仕組み②:行政・財政と法制度の連動
1. はじめに:なぜ行政・財政と法制度の連動を学ぶのか
本講義「社会福祉士試験入門講義」の第4回では、第3回で学んだ社会保障の経済的枠組みをベースに、それらがどのような法的根拠に基づき、どのような行政組織や財政メカニズムによって私たちの暮らしに届けられているのかを学びます。
国家試験において、「福祉行政と福祉財政」や「社会保障」の制度変遷は、法改正の年号や専門用語、複雑な財政調整の仕組みが並ぶため、丸暗記に頼ろうとして挫折しやすい分野の筆頭です。しかし、これらの仕組みは決して無味乾燥なルールの羅列ではありません。
国から地方自治体へといかに権限と財政が移譲されてきたかという「地方分権」の歴史的文脈や、限られた財源を効率的かつ公平に配分するための「財政調整」の意図を構造的に理解すれば、すべての制度が一本の線でつながって見えてきます。社会福祉士として現場でクライエントが地域福祉サービスを円滑に利用できるよう、その制度的・行政的基盤を徹底的に解剖していきましょう。
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